説明
現在の日本では漁業における乱獲が深刻な問題になっているが、山菜採りなど植物の過度な採集による問題も発生している。
資源の再生速度以上に獲ってしまえば将来的に枯渇することは言うまでも無く、回復不能なまでに個体が減れば絶滅することもある。リョコウバトやオオウミガラスやドードーなど過去には狩猟による乱獲で絶滅した種も多い。トキやアホウドリやジュゴンなども乱獲により絶滅に近い状態に追いやられた。
日本近海のニシンなどは絶滅はしていないが、明治~大正期に乱獲により激減した後100年以上にわたって資源が回復していない。
日本近海の主要な魚種の殆どは過度な漁獲圧を受けており、総じて乱獲されているといって過言ではない。暴力団関係者などによる密漁や、中国、韓国、台湾、北朝鮮の漁船が争って日本近海に進出しているのも原因だが、そもそも日本の漁業政策に欠陥があり、国内の正規の漁業者による乱獲が最大の原因とみられる。