概要
主に野山に自生する食用植物のこと(木本・草本の別は問わない)。イワタケのように植物ではない地衣類も便宜上山菜と呼ばれている(地衣類と同じ菌類である食用キノコは山菜と呼ばれる事はない)。
一般的な野菜より香りが強く灰汁があるものが多い。ニリンソウのように毒を含んでおりアク抜きをしなければ食べられない場合もある。水辺に生えるミツバやクレソン(オランダガラシ)などは、寄生虫の付着している可能性が高いことから加熱が推奨されている。
ウド、ミツバ、ミョウガ、ワサビ、オカヒジキなどは野菜として栽培もされており、オランダガラシなどは逆に野菜として栽培されていたものが野生化したものである。
主な山菜
※野生の木の実は当該記事を参照。
- アザミ(モリアザミ、フジアザミなどの根が「ヤマゴボウ」の名称で食用にされる)
- アシタバ
- アズキナ(飛騨地方ではナンテンハギ、北海道ではユキザサ)
- イタドリ
- イワタケ
- イワタバコ
- イワブキ(ダイモンジソウ)
- ウド
- ウワバミソウ(ミズ)
- オオバギボウシ(ウルイ)
- オカヒジキ
- オケラ
- オランダガラシ(クレソン)
- カシュウイモ
- カタクリ
- ギシギシ
- ギョウジャニンニク(アイヌネギ)
- クサソテツ(コゴミ)
- コオニタビラコ
- コシアブラ
- サンショウ
- シオデ
- シャク
- スイバ
- スベリヒユ
- セリ
- ゼンマイ
- タカノツメ(ウコギ科の木本植物で、唐辛子とは別)
- 竹・笹(タケノコ)
- たらの芽/タラノキ
- タンポポ
- つくし/スギナ
- ツワブキ
- チシマザサ(ネマガリタケ)
- ツリガネニンジン(トトキ)
- トリアシショウマ
- ニリンソウ
- ノカンゾウ
- ノコンギク
- ノビル
- ノブキ
- ハナイカダ
- ハマダイコン
- ハマボウフウ
- ハリギリ(針桐)
- ハルジオン(近縁のヒメジョオンも食べられるがおいしくない)
- ハンゴンソウ
- フキ(フキノトウ)
- ホトケノザ(シソ科。キク科のコオニタビラコの別名でもある)
- マタタビ
- マメガキ
- ミツバ
- ミヤマイラクサ(アイコ)
- ミョウガ
- モミジガサ(別名:シドケ)
- ヤチブキ(成長したものは下痢などの症状を引き起こすことがある)
- ヤブカンゾウ
- ヤマノイモ(別名自然薯)
- ヤマブキショウマ(別名:ジョンナ)
- ユキノシタ
- ユリ(百合根)
- ヨブスマソウ
- ワサビ
- ワラビ