概要
バンダイが自社のプラモデル、ガレージキット、玩具などの紹介・広報のために発行していた月刊情報媒体。
主に模型店や玩具店で配布・販売されていた。
歴史
1979年8月号から1994年1月号まで発行。
当初はフリーペーパーとして刊行されていたが後に有料化され、50円→100円→200円と値上がり続けた。
一時期は『クロスオーバー』と云う名称に変更されたり、判型サイズを大型化して『MJ(Monthly Bandai Making Journal)』と改名したこともあるが、1993年2月号より『川口名人』でお馴染みの川口克己氏が編集者となり、判型が縮小されて紙面がオールカラー化され元の『模型情報』の誌名に戻された。
しかし、このモデルチェンジが逆に悪手となり、「廃刊した」と勘違いして購読を辞めた読者が続出したうえ、古参の常連購入者達も内容の陳腐化から購入を辞めてしまい、1994年1月号をもって突如休刊となった。
終盤は登場放送中だった『機動戦士Vガンダム』のプラモデル宣伝と低年齢層向けの簡易作例ばかりが中心となり、手の込んだモデラーの力作改造作例が載ることも無くなり、終いには平成ゴジラシリーズの映画特集に紙面を丸ごと使って読者投稿ページを完全排除する等、あからさまな宣伝広告要素ばかりが目立つ様になり、当時のバンダイの迷走っぷりが伺える。
後に『新・模型情報!!』として一度だけ復刊したことがあるほか、2017年5月に開催された第56回静岡ホビーショーにて、模型情報の初期フォーマットを模したイベントリーフレットが配布されたこともある。
誌面の内容など
バンダイの商品紹介・広報はもちろん、アニメや特撮に関しての情報も多かった。
また、現在のようにキャラクタープラモデルが主力ではあったものの、初期の頃はバンダイでもスケールモデルを開発・販売していたこともあり、その辺の商品の紹介もされていた(2010年代に東京スカイツリーのプラモデルが、バンダイのスケールモデル発売の実績でもある)。
ガイナックスの母体の一つでもあったゼネラルプロダクツが編集プロダクションとして携わっていた影響からか、漫画の連載も存在し、それらがサイバーコミックス発行に至る経緯となている。