川口克己
かわぐちかつみ
法政大学経営学部経営学科出身。
大学在学中に小田雅弘と高橋昌也の二人と共にモデラー集団『ストリームベース』を結成。
『機動戦士ガンダム』の模型をフルスクラッチで制作し、それらが模型雑誌ホビージャパンで掲載されたことから後のガンプラ生産につながり、やがて「ロボットアニメのキャラクターモデル」において、大いなるエポックメイキングな潮流を作り上げる切っ掛けとなった。
1980年7月のガンプラ発売後は雑誌掲載の模型製作からコミックボンボン(講談社)掲載のプラモデル漫画『プラモ狂四郎』のアイデア提供やプラモデルオリジナル企画「モビルスーツバリエーション」といったガンプラブームそのものを盛り上げる活動に参加。
『プラモ狂四郎』の作中でも京田四郎を教え導く凄腕モデラー集団『ストリームベース』の一員として登場している(ただし『プラモ狂四郎』の劇中で中心人物扱いされていたのは小田雅弘氏であり、川口氏と高橋昌也氏はその脇を固めるといった扱いだった)。
1985年に、川口氏はバンダイに過去の経歴を隠して入社(当時は「バンダイはオタクを採らない」と言う噂があったため)する事になる。
翌1986年に『機動戦士ガンダムZZ』のガンプラ開発に1/144スケールのドーベン・ウルフから携わるようになる。
1993年になると、バンダイ刊行の自社製品情報雑誌である『模型情報』の編集者に1993年2月号より就任したが、紙面を極端なまでに低年齢向けにモデルチェンジして雑誌内容を一気に陳腐化させてしまい、更には当時放送中だった『機動戦士Vガンダム』と『平成ゴジラ』の関連商品にばかり片寄った特集を組んで読者からの反感を買い、最終的には読者投稿コーナーをも消滅させてしまい、講読者との意志疎通が全く図れずに1994年1月号をもって休刊(事実上の廃刊)にまで追い込んでしまった。
その後は1995年から始まるマスターグレードシリーズの辺りからバンダイ側の企画責任者として登場するようになった。
2013年の『ガンダムビルドファイターズ』では川口をイメージソースとしたメイジン・カワグチが登場。
川口氏本人もビルドファイターズ関連の宣伝で「カワグチメイジン」として出演している。
ドキュメントバラエティ番組『あいつ今何してる?』にて、演歌歌手の伍代夏子の中学時代の同級生であることが明らかとなった。
2022年12月辺りにTwitterの発言が炎上した。