概要
スーパーマリオRPGに登場するキャラクター。
個人(個体?)の名前ではなく、ブッキーの直属の部下「ブッカー隊」に所属するメンバーの総称。隊員は各自「1号」「2号」「3号」などと呼ばれ、全員本名などは不明。
基本的にストーリー上に登場するのは3号までの3個体。
全員がブッキーを慕っており、彼の独特な言動にちょくちょくアドバイスやサポートを入れる。しかし、たまに無茶ぶりとしか思えない意見を述べたり、本末転倒も甚だしい判断を下したりする。ブッキーよりはまともに見えるが、比較対象がアレなだけで結局は全員アホの子。特に3号は明らかなギャグ要員である。
ちなみに全員ブッキーに対する不平不満はほとんど口にしないが、「なにかんがえてるの」で思考を覗いてみると賃金が低いことに関しては不満がある模様。
見た目は黒い服を着込んだムーチョのようだが、本作のムーチョは青色の服を着ており、別々の存在として扱われる。使用してくる魔法などもムーチョとは大きく異なり、耐久力などもかなり高め。
ブッカー隊に所属するには意外と厳しい修業や実績を積まなければならないらしく、簡単に所属することはできないらしい。彼らの手強さは修行の成果なのかもしれない。
ただし、こちらから接触しなければ戦闘にはならないため別に戦いたくないならスルーしてしまっても問題ない。
みならいと昇格イベント
ブッキータワーにある謎のスイッチを押すと、イガ谷のマップが少し変化し、初めて訪れた時には存在しなかったはずの入り口が開く。
この中はブッカーみならいの修行の地となっており、実際にブッキーの部下になることを夢見るみならい個体が修行している。みならいはムーチョと同じ青い服を着ており、モンスターとしてはこのイガ谷の隠し穴の中でしか出会えない。
彼に接近すると話しかけられた後、「マリオに勝てれば正規のブッカーに昇格できるかも」という理由でみならいとの戦闘になる。
しかし所詮はみならい、正規のブッカーとの実力差は明らかで、それほど苦戦せずに倒せてしまう。倒すとまた修行をやり直すべく走り去ってしまう。
…しかし、このイベント戦闘でマリオが敗北した場合、本来はゲームオーバー扱いでセーブポイントまで戻されるはずが、その場で倒れているマリオを尻目に大喜びで走り去るみならいの姿が見られる。彼が走り去った後でマリオは立ち上がり、そのまま冒険を続けることができる。
この後、ブッキータワーのある地点まで登ってみると、なんと本当にブッカー4号に昇格した彼の姿がある。
しかもこのイベント、ブッカー4号が誕生した後でも続き、5号、6号、7号、そして8号を目指す個体が現れ、ここでまたマリオが負ける度にブッカーが増えていくという隠しイベントとなっている。
ただし、彼らの戦闘力はここまで普通に進めてきたプレイヤーならまず負けないほど低いので、イベントを堪能したいというプレイヤーは頑張って負けてほしい。
うっかりレベルを上げすぎると、本作の戦闘システムの仕様の都合で頑張っても負けられなくなるので要注意(後衛も倒されなければならないリメイク版は特に注意)。
やるならスイッチを押したらすぐにイガ谷へ戻り道中で瀕死になってから挑む事。
無事に昇格した面々には話しかける事ができ、それぞれから実に嬉しそうなコメントが聞ける。
8号候補のみならいに敗北すると、それ以降はみならいが出現せずに打ち止めとなる。
何故ここに来て新たなみならいが現れなくなるのかというと、実はブッカー隊の定員は7名まで。
結果、最後に戦った個体はブッカー隊に入隊できず、みならいの服のままブッキータワーで泣いている。終いにはグレてしまう。
なお、ストーリー上に登場するのは基本的に3号までの3人組だけであり、ブッカー隊の人数が増えてもストーリーには特に変化は無い(流石に最大7人であの坂のミニゲームをやらせるわけにはいかないのだろう)。
ちなみに本作のエンディングではブッキーがある人物との結婚式を挙げるのだが、その会場の様子をよく見てみると…?
余談
ヤリドヴィッヒを倒した後のリップルタウンでカブト虫買い取りセンターを経営するブッカーが現れてコインを支払うとブッキー坂でカブト虫を捕まえるミニゲームが遊べるようになる。
上記の店を経営している事からブッキーと接点はあると思われるが、ブッキーに仕えている1~3号やイガ谷で修行しているみならい達のように彼もブッカー隊の一員に数えられているのかは謎となっている。