グレーテル(メアリスケルター)
ぐれーてる
「神獄塔メアリスケルター」に登場する、黎明外で暮らしていた血式少女の一人。
一人称は「私」。
兄のヘンゼルナイトメアと共に暮らしてきたという異色の来歴を持つ。そのため自身をヘンゼルと同じナイトメアと思い込んでいる。
とある事情でスナークの干渉外にあった二人はメルヒェンとも仲良く暮らしており、独自にジェイルの欲求を満たしてきた。
旧学生街エリアという土地柄、人間としての暮らしも知識として一応入っている。
黎明調査団をはじめとする外部の人間は侵入者とみなしており、門前払いするか、始末するかしていた。
仲間になるまでの来歴が1と2で異なる。仲間になる前のことは下記のヘンゼルナイトメアの項を参照のこと。
「甘いものを食べたい」という衝動を持つ。後述の性格も併さり幼女からお菓子を巻き上げることも厭わない。
旧学生街エリアで暮らしていたときはヘンゼルの身体を食べていた模様(核がある限り不死身なのでヘンゼルにダメージはない)。
亜麻色髪のロングヘアーで眼鏡と白衣を身に纏っている。1では黎明に移った際少し衣装が変わっているが、2ではそのまま。
ジェノサイドモードでは眼鏡が取れて番の頭のようなものが頭を覆い、ブラッドスケルターモードでは巨大な両手が出現しそれが鎌を携えている。
公式ホームページではサイコ(パス)ガールと紹介されているが、正確には情緒に欠け、知的好奇心旺盛で理詰めで考察するという、典型的な高機能自閉症的な理系人間。
他人に対しては観察対象以上の感情を抱くことはあまりなく、サイコパスというよりはマッドサイエンティストに近い。
洞察力も非常に高く、1ではスナークや監獄塔の真相にたどり着く助言を、2や3では解放地区や血式少女隊の参謀として存在感を発揮しており、ここぞという時の胆力や指導力はジャックに並んで本作上位。
人間的なやり取りは傍観的に楽しんでいる節があるが、自身すら傍観的なきらいがあり、自らの命を擲つことが最善と判断した場合、そうすることも厭わない。
3マス先にパンを設置し、そこにワープする「ブレッドポータル」。
単純なダンジョン攻略の要のひとつとして活用できる他、ナイトメア空間から瞬時に逃れたり、退路のショートカットに使ったりと用途は多い。
ジョブ系統は「サイエンス」。
職業に関しては同職業の白雪姫に譲るが、とにかく強力無比なため一軍起用をお勧めする。
グレーテル個人に関して言うと、
1では魂血スキル(「舐める」をされたときに発揮される)が「全体のSPを回復」と非常に強力。
2では無料DLCのデスリク職業衣装が白雪姫と違い魔法系であり、貴重な火属性の無詠唱列攻撃を持っているため痒いところに手が届くアタッカーとして使える。
TECの関係上ダメージディーラーとしてはどうしても一歩引いてしまうが追撃の一手としては心強い。
グレーテルと共に暮らすナイトメア。
他の独房エリアのナイトメアと異なりよく言葉を発し、性格も温厚。
ただし、グレーテルや旧学生街エリアの敵に対しては容赦がなく、侵入してきた者はヘンゼルに尽く始末されている。
外装はお菓子のようで、ラプンツェルが美味しそうと漏らしている。
独房エリアのナイトメアでは唯一立ち絵が存在する。ご丁寧に中身のアイコンも。
メアリスケルター1
「核の破壊及びナイトメアの撃破」を目指しているため、ジャックや白雪姫等を除いて割り切って討伐に臨む気満々。
核を破壊された後はグレーテルに「もし倒されたらジャックについていけ」と残し、戦いに敗れた後はグレーテルを守れなかったことを謝り、ジャックにグレーテルを託して散っていった。
メアリスケルター2
「血式少女を探すため通りかかる」のだが、こちらでは過去に逃がした調査員が味方を引き連れて攻め込んできたため、人間に対する警戒心が非常に強く、ひたすらに追い出そうとする。
言葉での説得が不可能と悟ったつう達は核を破壊し、ヘンゼルを戦闘不能に追い込むという実力行使に乗り出すが、それでも抵抗をやめないグレーテル。
人魚姫の説得によってようやくグレーテルも折れ、ヘンゼル共々仲間として迎え入れられた。
仲間になった後は外装が戻っているがハリボテなのかラプンツェルに美味しそうと言われることはない。
しかし、解放地区が黎明を滅ぼした謎のナイトメアの襲撃に遭う事件が起こる。
ヘンゼルが身体を張ったおかげで人間の死者が出ることはなかったが致命傷を負い、駆けつけたナイトメアジャックに皆を守るように言い残し散る。
この事件で皆が哀しみに包まれたがグレーテルは…というと、「意味のある死を遂げた」と慰霊ではなく顕彰する形で受け止めた。
こちらのヘンゼルの死は最後まで血式少女隊に影響を残した。