概要
地球へ出稼ぎにきた天人(あまんと)で、猫耳・おかっぱの妙におっさんくさい顔をした女性。「スナックお登勢」の従業員を務めており、店の二階を貸りている万事屋一同によく家賃の請求をしにいく。
スタイルは抜群なのだが、如何せん顔が残念すぎるせいであらゆる萌え要素が死滅している(当人曰く「そのギャップが良い」とのことだが……)。典型的な片言の日本語をしゃべるが、これはキャラづくりの一環らしく、その気になれば普通に話せるらしい。また口も相当悪く、態度もかなり高圧的。そのため万事屋の面々とは折り合いが悪く、特に神楽とは犬猿の仲でおまけに自身の欠点を棚にあげて人を見下す為、お妙や長谷川といった万事屋以外の人物からも基本的に嫌われている。
ただし内心では銀時を始めとする万事屋を認めているところもある
かつては盗賊団「キャッツパンチ」の一員にして「鍵っ子キャサリン」の異名を持つ凄腕の怪盗だった。あらゆる場所に忍び込む潜入スキルと、どんな鍵でも開けてしまう高度なピッキング術を持ち、現在もその技量は衰えていない模様。かぶき町四天王篇ではそのスキルを活かし、華陀の人質となっていた西郷特盛の息子てる彦を救出する役目を担った。
最初はお登勢に拾われてスナックで大人しく働いていたが、盗人としての衝動が抑えられずにスナックの金庫から店の金を盗もうとして万事屋に取り押さえられ、警察に突き出される。しかし、お登勢は彼女を責めることはせず、釈放後は盗みから足を洗い、スナックに復帰して真面目に働いている。
アニメ版での初登場回ではアニオリシーンの追加で「お登勢には感謝しつつ、罪悪感を感じながらも盗みを夜な夜な働いていた」という部分が補完されており捕まって連行される際にも「また食いっぱぐれたら店の裏においでな、残りもんでも食わせてやるよ」とお登勢から暖かい言葉をかけられて涙を流すなど根は善良な一面が強調されていた。
こうした経緯からお登勢に強い感謝の念と憧れを抱いており、いずれはお登勢のような「みんなを受け止められる大きな女(ひと)」になって、皆が笑って過ごせる店を持つことを夢としている。四天王篇でお登勢が次郎長に斬られて入院した時は酷く憔悴し、弱音を吐く銀時に激怒して掴みかかる一幕もあった。
また、恩人であるお登勢を裏切らないためにも、もう二度と盗みには手を染めないと固く誓っており、かつての仲間であるクリカンからキャッツパンチへの復帰を要求された時は逆上したクリカンに殴られ罵声を浴びせられながらも最後まで拒否し続けた(クリカン達は駆け付けた銀時に成敗された)。
クリカンの台詞によれば家族への仕送りをしている件に関しては紛れもない事実の様子。
風邪が蔓延して人手不足になってしまったスナックすまいるに補充要員(引き立て役)として呼ばれたこともある(タダ酒が飲めると聞いて引き受けた)が、読者(視聴者)サービスと称して東城と同じく誰得なソープ嬢スタイルでお迎えしようとした。
しかし全身にローションを塗っていた関係で階段を登れなかった上に頭からすっ転んで気絶。客に会う前に殉職してフェードアウトした。
すまいる店長「何しに来たんだよお前ら!邪魔者以外の何者でもねーよ!!」
なお、恋愛をすると劇的に美少女化する(※画像左、ちなみに右側は若いころのお登勢)。アニメ版ではこの時の演技がこの人みたいになる。
どういうことなの……
アニメ版では杉本ゆう氏のエセ外国人喋りの演技がかなりハマっており、視聴者から「喋るだけで面白い女」とか言われることも。
銀ノ魂篇では、戦争が終結してから僅か2年で急速に老け込んでしまっている。更に『万事屋よ永遠なれ』では何故かヒゲが生えていた。