北海道のほぼ中心近くの内陸にある市(中核市)。人口約35万人で道内第二の規模を有する。道北地方(上川支庁+宗谷支庁+留萌支庁)の人口の過半数が集中する日本最北の大都市。
北海道庁上川総合振興局(旧上川支庁)所在地。
明治期には北方の開発を進めるため、首都機能を東京から分散する計画があった。現在の上川神社に離宮を開設し「北の京を上川に置く」というものであった(上川離宮計画)。
旧日本陸軍、陸上自衛隊が師団司令部を置く「軍都」として発展した。
「日本一自然災害が少ない街」
上川地方は地震・強風・洪水などの自然災害が日本国内としては極端に少なく、市では「日本一自然災害が少ない街」をアピールしている。過去上川地方では局地的な洪水や火山噴火による土石流はあったものの、市街地に被害を及ぼしたことはなく、震度5以上の地震を観測したことが一度もない。また、内陸にあるため高潮や津波は起り得ない。
降水は一年を通じて安定しており渇水(水不足)に見舞われることもなく、降雪も北海道としては少なめ。ただし、内陸性気候のため、年間を通じての温度変動が激しい。近年は減少したが真冬には-20℃以下になる日もある。