CV:井澤詩織
概要
平原美弦をお姉ちゃんと呼び慕っている少女。病気がちのため外出することはほとんどなく、美弦が身の回りの世話をしている。
かつて「何か」(本人曰く神様とのこと)に触れたことで灰病を発症するも、世界がリセットされる前の記憶と、強制的に記憶を共鳴させることができる赤い指輪を手に入れたことで、「新人類"イローデット"による旧人類たちの想いを管理する」ために行動を始め、美弦に赤い指輪を渡した。
聖イネス学園をイローデットの力によって支配しており、ルージュリフレクターらと共に他の学園の施設を好きに使い、誰に邪魔されることなく日常生活を送っている。
ネタバレ
リセット前の世界の記憶では、母親の手によって、聖イネス学園の母体となった宗教団体「聖イネス教」における教祖「ネクナン」に祭り上げられており、女子高校生を中心に人気を集めていた。双子の姉である水崎加乃と共に1人の「紫乃」を演じさせられており、紫乃は救世主の役割を負わせられていた。「聖痕」と称して身体的虐待を受け続ける加乃に心を痛め続けていたが……やがて母親から加乃の心臓から採取した血液を無理矢理飲ませられたことで遂に逃亡。道中に美弦と出会って手を差し伸べられるも偽善と拒絶し、ビルから飛び降りて自殺した。
紫乃がイローデットに変異した姿は、カラスを印象とした衣装になる。彼女の能力は、降灰をコントロールしたり、降灰を集めて兵器を生み出したりできる。更に周りの人間を灰病にして洗脳したりすることができる。しかし、イローデットの力を使い続けると体内の灰に体を侵食される弱点が存在する。第20話で紫乃は自らのフラグメントを破壊してしまい、その影響で体内の灰が暴走、第23話と第24話でさらに異形なイローデットへと変異してしまう。さらに変異した姿は、女王バチのような姿になり、コモンにいるモンスター達を支配したり、エーテルエネルギーを吸収する能力も獲得している。
コモンでの最終決戦後、陽桜莉と瑠夏の活躍により、体内の灰が浄化されたことで普通の少女に戻り、平原家の養女として暮らしながら普通の学校へ通っている。
家族
水崎加乃
紫乃の双子の姉。
リセット前の世界では双子の妹である「紫乃」を演じており、殉教者の役割を背負わせられていた。聖痕と称して虐待を受け続けており、やがて母親によって殺害されてしまった。
紫乃の母
紫乃と加乃の母親にして全ての元凶。リセット前の世界では、紫乃と加乃が瓜二つの双子であることを利用し、加乃をネクナンの代役だけでなく、紫乃に反抗させないために本人ではなく加乃に虐待を行っていた。紫乃が14歳の頃、「儀式」のために加乃を殺害、彼女の血液を紫乃に飲ませている。リセット後の世界では、灰病を発症した紫乃により灰病にされる。