概要
漫画作品『スーパードクターK』の続編である『K2』に登場する和久井譲介とドクターTETSUのBLカップリング。
ドクターTETSUは『スーパードクターK』から登場しているキャラクターであり、『K2』本編で10代の譲介と出会った時点で既に40代になっているので、このカップリングは年の差カップルであり年下攻めの年上受けである。そして受けであるTETSUの方が身長が高く体格も良いので逆体格差でもある。
TETSUが身辺整理の途中で出会った孤児の譲介を己の後継者として引き取って育成しつつ、彼を西城KAZUYAのクローンであり現在はドクターKの所で過ごす黒須一也の元へと送り込み何が起きるかを確かめようとする。
譲介に対してTETSUは素っ気なく扱っているようにも見えるが、第274話~第277話「親知らず」では彼の母親とその弟について調べあげて偽名を使ってそれとなく会えるように手筈を整えたり、第408話~第411話「鏡像」では彼のろくでなしの父親を探し出したりと肉親に対して細かく世話をしている。
また譲介がドクターKの元で修行するようになった時には5000万円入った譲介名義の通帳と印鑑を送付するなど案外手厚い所もある。
第460話「死神の迎え」で腹膜播種を伴う胃癌を患いながらも十数年生き延びているTETSUの姿がひさしぶりに本編へ登場したが、その時に死神の「お前が行き続ける理由はなんだ?」の問いかけに対して「約束させられちまったんだよ 何年先になるかわからねぇが…… それまでは這いつくばってでも 生き抜いてみせる!」と答えている。
それこそまさに第412話「ロング・グッドバイ」で渡米する譲介がTETSUに宛てた手紙の「あなたの死水は僕がとります」に対する最良の答えであり、かつて安楽死まで考えていた彼の生きる目標となっていることが明かされたシーンであった。