「あと少しだぁ……待っててくれよなぁ、ご主人」
概要
不滅のヴァイスアッシュとは、小説家になろうに連載されている書籍化すっ飛ばして週刊誌でのコミカライズを経て日5枠でアニメ化されたタイトル並びに同名の作中ゲームであるシャングリラ・フロンティアに登場するNPCであり、同時にユニークモンスターと呼ばれる作中でも七体しか存在しない、強大な力を持つ上でゲームの世界観を為す上で非常に重要な立ち位置を占めるモンスターの一角。
物語がサンラク視点で展開されるため読者にとっても身近な彼だが、
他の全ユニークモンスターの情報が公開され、内4体が撃破されている小説版896話時点において「不滅のヴァイスアッシュ」の存在を知るプレイヤーは未だ4人しかいないという秘匿性を未だ保っている。
人物
ヴォーパルバニーと呼ばれる兎型のモンスターの一種であり、同時に彼らの王として王国を作っている。見た目は人間大をした兎に極道を思わせる傷痕が付いた姿であり、その性格も任侠ものに出て来る侠客其の物。
ヴォーパル魂という心意気かつマスクステータスを元にしてプレイヤーを判断しており、ヴォーパル魂が下がるような言動・行動を行うと好感度が下がり、姿を現さなくなる。
立ち塞がるモンスターというよりはNPCとしての性格が強く、主に鍛冶師としてプレイヤーを助けるお助けキャラ的な存在である。「神匠」という鍛冶師の頂点たる特殊ジョブに就いており、時折直々にプレイヤーに自作の武器を作成してくれる。
どういうわけか目をつけたキャラクターについての行動を逐次把握しているらしく、隠し事は不可能。
他のユニークモンスターと交流を行うレベルでユニークモンスターに詳しく、他のユニークモンスターに挑む際にはアドバイスをくれることも。
天覇のジークヴルムとは深い友情を築いている一方で、無尽のゴルドゥニーネとは国の存亡をかける程の敵対関係にあり、作中では眷族同士での戦争を行った上で直接対峙して追い払った。
作中で戦闘している描写はないが、サンラクが一目見て強さの比較に夜襲のリュカオーンを持ち出す、縮地の如き勢いで接近する、一瞥するだけで硬直させるスキルを披露する等、他のユニークモンスターに全く引けを取らない強さが窺える。
致命兎AtoZ
ヴァイスアッシュの子供である26体のヴォーパルバニー。
設定上は26体存在してい入るが、現在の所作中で登場しているのは八体。
その内、三体ないし四体の子供がプレイヤーの相棒となっている。
尚、現在の所相棒を務めるヴォーパルバニーは全て魔法職限定となっている。
エードワード
長男。ヴォーパルバニーの国であるラビッツの宰相をしている。
見た目は眼鏡をかけた知的な雰囲気を持ちつつも、暴力行為も平然と行えるインテリヤクザと言った所。
素の状態ではべらんめえ口調の江戸弁を話す武闘派であり、いざという時は自分が先陣を切る。
ゴルドゥニーネの眷属との戦争では瀕死の重傷を負い、サンラク・秋津茜・サイガ-0の活躍もあって一命は取り留めるものの、それ以降の消息は不明。
ビイラック
長女。ラビッツの鍛冶師であり、ヴァイアッシュを除くラビッツの鍛冶職では最高の技量を誇る。
恐らくは作中のゲーム世界においては、プレイヤー・NPCを含む鍛冶職の中でも最高に近い技量を持っている。
普段は気難しい職人気質の兎だが、サンラクと接するときだけはサンラクのどこに向かうかわからない鉄砲玉の生きざまに振り回され、ツッコミ要員になる。
一応サンラクに対する好感度は高いが、段々とサンラクの常識知らずさに慣れて、武器も一芸に特化した尖った性能の物ばかりを作るようになった。
シークルゥ
次男。秋津茜の相棒になっているヴォーパルバニー。
根っからの根無し草の放浪癖の有る兎で、旅先で偶々ジークヴルムに善戦した秋津茜に出会う。
ござる口調の侍的な情緒を持つ。
ディアレ
次女。サイガ-0の相棒となっているヴォーパルバニー。
女騎士的な姿と性格をしており、妹でありかつての生徒であったエムルがサンラクと組んだことで否応なく実力を伸ばしている事に焦り、サイガ-0と組んで秘密裏に特訓してエムルより強く成ろうと目論むが、サンラクの破天荒ぶりに振り回されるエムルにはますます実力に水を開けられている。
それでも腐ったり、妹に嫉妬したりすることも無く、堅実に修行を重ねる健気な性格。
エフュール
エルク
エムル
主人公であるサンラクの相棒となっているヴォーパルバニー。
当初は強いモンスターと遭遇する度に及び腰になる言わゆるヘタレた性格だったが、サンラクに振り回されるうちにそんな日常に慣れ、更にそんな日常を生き抜くごとにレベルアップを果たしていった為に、現在はヴォーパルバニーの中でも上位の実力を持った強豪兎になった。
エクシス
ウォットホッグという猪に乗っており、最初にサイガ-0と出会いラビッツに招待した。