概要
アフリカのセーシェル共和国にあるアルダブラ岩礁の固有種。かつてはマダガスカルにも生息しており、近年ではタンザニアやモーリシャスにも移入されている。
基本的には他のリクガメと同じく植物食だが、時に死肉や巣から落ちた海鳥の雛を捕食する事もある。
変温動物故に長時間餌を食べなくても平気な事から、大航海時代の船乗り達に食料とて乱獲され、さらに彼らの持ち込んだ外来種による卵や幼体への食害により、一部の島では絶滅した。残った種は絶滅危惧種に指定されて保護されており、個体数は回復傾向にある。
なお、移入された地域で繁殖された個体がペットとして出回っており、飼育可能な亀としては最大。とは言え成体の巨体を考えると、牛一頭を飼育する覚悟が必要となる。加えて寿命も長いので、孫の代の三世代で飼育していく覚悟も必要なので、安易に飼育できるペットとは言えない。
主な亜種
- アルダブラゾウガメ
- セーシェルヒラセゾウガメ
- セーシェルセマルゾウガメ
- セーシェルクラセゾウガメ(絶滅)
- マダガスカルセマルゾウガメ(絶滅)
- マダガスカルヒラセゾウガメ(絶滅)