概要
プラチナゲームズ開発、SEGA発売のPS3・Xbox360専用ゲームタイトル。
ゲームジャンルは「乱戦格闘アクション」という、全く新しいジャンルを目指したと語られている。
また、同制作会社の『MADWORLD(Wii)』の登場人物が数多く登場しているが、本作とは世界観・物語ともに繋がりはないと明言されている。
内容
舞台は、文明が発達しつつ紛争や内乱の絶えない荒廃した未来。
都市ミルヴァレンにて起こった凶悪な殺人事件。その容疑者として、元・治安維持局所属のマクシミリアン・キャクストン(通称マックス)の名前が上がった。
この事件を主軸に、二人の主人公の視点で物語が描かれている。
一人は、かつてのマックスの部下であり格闘術の弟子でもある治安維持局所属の青年・レオ。もう一人は、マックスの娘から彼の捜索を依頼された追跡者(チェイサー)・ジャック。それぞれの目的でマックスを追う二人の物語は、やがて交差していく。
登場人物の殆どがサイボーグ化もしくはミュータント化しており、人間離れしたパワーと固有の「キラーウエポン(KW)」を所持している。また、ステージ内に化学兵器・生物兵器が突発的に投入されるなどしており、ギミックによってはプレイヤーキャラ以上の脅威と成りうるものもある。
登場キャラクター
ジャック・ケイマン(JACK CAYMAN)
CV:中田譲治
BLACK SIDEの主人公。民営のチェイサーギルドに所属する凄腕のチェイサー。
KWは、右腕の義手に仕込まれた二枚刃のチェーンソー「ゲイタートゥース」。
『MADWORLD』の主人公で、容姿や経歴はほぼ同じである。前作では常にタバコを吹かすヘビースモーカーだったが、今作では娘に懇願されて禁煙中。
レオンハルト・ヴィクトリオン(LEONHARDT VICTORION)
CV:東地宏樹
WHITE SIDEの主人公。通称「レオ」。ミルヴァレン司法省管轄下の治安維持局(通称BPS)重犯罪者処理班の一員で、ストライク・ワンチームに所属するエージェント。
KWは、機械化した四肢から放たれる光の刃「ポジトロンブレード」。
『MADWORLD』にも同じ呼び名の登場人物が登場するが、フルネームや容姿・年齢と、設定に食い違いが多いため、おそらく別人である。
ブラッカー・バロン(BLACKER BARON)
CV:高木渉
ミルヴァレンでは名の知れた賞金稼ぎで、ド派手な装いの黒人男性。
通称「BB」(…だが誰もそう呼ばない)。
ジャックのことをライバル視しており、アルタンブラで偶然出会った彼に食って掛かる。
KWは、フェニックスのレリーフがイカす(本人談)「スーパー・セクシー・フィスト・オブ・ファイア」。
『MADWORLD』では、ブラッドバスチャレンジのMC「ブラック・バロン」として登場していた。
前作では体の各所にイナズマ模様をイメージしたデザインが施されていたが、今作ではファイヤーパターンのデザインが起用されている。
マチルダ(MATHILDA)
CV:まるたまり
バロンの相棒の賞金稼ぎで、ピンク髪のショートボブとサングラスが特徴の女性。
必要な事以外は話さないクールな人物。バロンとともに行動しているがいつも彼を小馬鹿にしている。
KWは鞭からトゲ付きバットに変形する「アイアン・メイデン」。
『MADWORLD』でも同じくバロンの相方として登場。バロンがミニゲームの説明を終えた頃に登場し、彼を使ってゲームの実践を行う。
サーシャ・イヴァノフ(SASHA IVANOFF)
CV:浅川悠
レオの同僚で、ストライク・ワンの紅一点。飛び級で若くして治安維持局に配属された頭脳明晰な人物。
KWはBPS最新のナノマシンスーツに付けられた、遠隔操作によって氷を自在に操る兵器「スノー・スパイクス」。
ニコライ・ドミトリー・ブルイギン(NIKOLAI DMITRI BULYGIN)
CV:大友龍三郎
ストライク・ワンのエージェントで、現・チームリーダー。
法と秩序を徹底的に重んじ、犯罪者には決して容赦をしない厳格な人物。
KWは両腕に強力な電気を発生させる「テスラ・ブリッツ」。
マクシミリアン・キャクストン(MAXIMILLIAN CAXTON)
CV:小川真司
通称「マックス」。ストライク・ワンの元・エージェントで、ニコライ・サーシャ・レオの上司であり戦闘術の師匠。
かつては正義感が強く部下からも慕われる人物だったが、ドラッグに染まり人格も風貌も変わり果ててしまった。ある事件をきっかけに逃亡し行方をくらませていた。
KWにはレオ・ニコライと同じ「ポジトロンブレード」と「テスラ・ブリッツ」を使用する。
テスラ・ブリッツにはサーシャと同じ遠隔操作機能が搭載されている。