怪奇大作戦とは
1968年~1969年にTBS「タケダアワー」内で放送された30分番組。
それまで円谷プロが製作してきた「ウルトラQ」や、「ウルトラマン」のように
怪獣やヒーローは登場せず、怪奇現象(実際は科学を悪用した犯罪)と私設組織「S.R.I.」の
戦いを描くドラマ。ゴールデンタイムで扱うにはテーマが重く子どもには地味な
内容だったが、平均視聴率は20%代を維持。だがより高い数字を期待していたTV局側の意向により2クールの放映で終了した。
しかし、「動機の無い殺人」や「孤独な老人」、「戦争の痕跡」など現在でも通用するような
深い社会問題を取り上げた名エピソードも多く、特撮ファンからの人気は高い。
S.R.I
科学捜査研究所。略称は「SCIENCE RESEACH INSTITUTE」の頭文字を取ったもの。
元警視庁鑑識課課長的矢忠が警察ではなくフリーの立場から創設した組織。
警察から事件捜査を依頼されることが多いが、一般人からの依頼も見られる。
狂鬼人間欠番
24話「狂鬼人間」は欠番となり、ソフト化や再放送はされていない。(以前発売されたVHSには収録)
刑法第39条を扱った重いテーマだが、精神異常者の描写に問題があることや
「キチガイ製造機」といった発言があり、自主規制されている。
この回の大村千吉氏の演技は迫真もの。