『自らを特別と騙り、他者を娯楽の為の獲物へと仕立て上げる』
「外道共め。ならば、狩られる側の恐怖をその身に刻みつけよう。兆倍にしてな」
『私に狙われたが最後、待っているのは、地獄以上の地獄だ!』
「これが自然を使ったブービートラップだ。拷問具にも役立つ。憶えておくように」
「ようこそ処刑場へ……」
「いいだろう。ならば獲物の気分を存分に味わうがいい」
「あまり動かない方がいいぞ。刺激すれば、毒を撃ち込まれるぞ」
「ああ、俺が自分で決めたんだが、俺は上級国民なんだ。下民ごときが拷問の獲物に選ばれたんだ、光栄だろう? 虫に喰われてこの世から消えろ」
「大地の養分になれたんだ。外道の最期としてはいい方じゃないか?」
対象
依頼人と彼の仲間をはじめとした複数人の人間に強い睡眠薬入りの酒を飲ませて眠らせ、下着だけの姿にした状態で猟銃でハンティングする常習犯である食品メーカー社長の二階堂とそのハンティング仲間2名に執行。
概要
今回はいつもの執行室ではなく二階堂の私有地にある林の中で処刑法を複数行った。うち1名は「バンブーウィップ」というスイッチにかかるとしならせた棘付き枝が突き刺さるという罠で(バンブーという名の通り本来は竹を使うのだが、今回は棘付きの木の枝で代用した)、別の1名は束ねた蔦を使用した首吊りで処刑し、二階堂は蔦を使って木に縛り付けた状態で大量のブドウ酒をふりかけ、その匂いにつられてやって来たおびただしい種類の昆虫や毒虫に全身を食い荒らさせ、さらにはその昆虫を食べようとして集まって来た小型の肉食動物達にも全身を貪り食わせて処刑した。
これは、伊集院が初登場の動画で行ったスカフィズムの簡略版とも言える。
モデル
元ネタは人間狩りとして17名もの女性を殺害したアメリカの殺人犯「ロバート・ハンセン」と思われる。
今回伊集院が用いたバンブーウィップは、ベトナム戦争時にも地理を熟知したベトコンが活用し、さらに糞便を塗り付けた棘などで破傷風などを誘発させ、多くのアメリカ兵がPTSDになった事で有名。
かつてヒューマンバグ大学では今回の事件と似た内容の動画を投稿している。
余談
依頼者である稲田氏の親友の名前だが、動画内で「ヨウスケ」「タカヒロ」という二つの名前で呼ばれており、どちらが本名なのかいまいち釈然としない。
関連タグ
断腸草:ターゲットの罪状が酷似。ただしこちらはより深刻な被害を出している。