伊集院茂夫による毒蜘蛛で毒殺
くものせいぞんけんのためにせいぞんけんとかぬかすげどうをくわす
『獣のように欲望の赴くまま、他者を貪る外道が』
「人の法は貴様には上等すぎる。その心根通り、害獣としてこの伊集院が処理してやろう」
『私の狩りから逃れられる者はいない。煉獄の業火で、貴様を焼き払う』
「この期に及んで高イビキとは……いいご身分だな」
「貴様の力を貸して貰うぞ! 利平ッ!!」
「激痛と生理的なキツさ、いい責め苦だ」
「蜘蛛も生きる為にやってるんだ。お前を溶かして食う為にな」
「生きる為なら奪っていいとはお前の言だ。口にした以上はケジメをつけろ」
伊集院茂夫のオリジナル。頭に透明な容器(流川曰く「死のフェイスシールド」)を被せ、その上から毒蜘蛛をばらまき頭を捕食させる。ばらまかれた罪人は自分の頭を餌と認識した蜘蛛たちに噛みつかれ、毒が顔や頭に回って壊死していく。
今回は「蟲屋の利平」の協力の元、ムツメスナグモやキノボリジョウゴグモといった国内では入手困難な毒蜘蛛を用意し、2時間ほどかけて顔中を壊死させ殺害した。
まず罪の意識を聞いたが加納は生存権という斜め上の主張をしたためキレた伊集院に呼び出された利平がやってくる。流川によりフェイスシールドを被せられその中に前述の蜘蛛を突っ込んで毒を注入させる。加納は痛みと気持ち悪さに拷問の中止を要求するも、伊集院は加納の主張を「蜘蛛も生きる為に他者の命を奪っている」と丸々叩き返し、そのまま放置して抹殺した。
依頼人の娘が『ピンク嬢』などと書かれたデマを流されたことや、犯行の手口から加納のモデルは『松戸女子大生殺害放火事件』の犯人と思われる。この事件の被害者である女子大生も水商売のアルバイトをしていたこともあって報道陣から良い目で見られず週刊誌で散々な書かれ様だった。しかもこの犯人は出所後に起こした窃盗及び女性を狙った強盗強姦の余罪が合計で11件もあったらしく、とある週刊誌で「強姦してやると女はうれし泣きするものだ。長いあいだそう思ってきた」と語っていたらしいのだから、それが本当なら骨の髄までゲスと呼んでいい犯人だろう。