機体データ
型式番号 | FXet-565 |
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全高 | 12.46m |
動力源 | バッテリー |
所属 | 地球連合軍・大西洋連邦 |
概要
地球連合軍の試作制宙用戦闘機。メビウスの後継機として、FX-550 スカイグラスパーを宇宙用に再設計した戦闘攻撃機。
原型機と同様に、ストライカーパックシステム対応GATシリーズMSの戦術支援用に開発されており、ストライカーパックを装備する事で強力な武装を運用できる。
なお、試作でのテストが行われたものの制式採用に至らず、メビウスの後継機はC.E.73年に開発されたユークリッドが担うことになる。
小説版『DESTINY ASTRAY』では連合軍の諜報部隊が運用しており、強奪に成功したテスタメントを支援するためにエールストライカーを渡している。
武装
原型機のスカイグラスパーから武装はすべて引き継いでいる。
ウェポンベイ
翼端に上下に広がるプレートが追加されているものの、スカイグラスパーのウェポンベイと同じ機能を持ち、設定上はストライカーパックシステムの装着が可能となっている。
ハードポイント
本体下部の胴体に側面それぞれに追加。レールガンやガトリング砲といった装備を追加することが可能となっており、火力面での強化を担う。
ストライカーパック
専用エールストライカー
本機に装着されるエールストライカー。地球連合製。ある意味で「アナザートライアルエールストライカー」と言えなくも無い。
宇宙での戦闘に特化する大幅な設計変更が行われており、推進器はガス圧を使用した古典的なロケットエンジンのみとなり、大気圏での使用に必要な機能は全てオミットされている。固定式高出力スラスターはそのままだが、下部の可動式高出力スラスターはエンジンノズルが片側4器の計8器も有し、ラジエータープレート兼用の主翼(後退翼)、可動式高出力スラスターを挟むプレート、バッテリーパックを備えていた中央部などにもスラスターが増設されるなど、もはや「推進器の塊」と言える仕様である。◯人的な加速でも目指しているのだろうか?MSに供給するためのバッテリーパックの位置も不明瞭である。
ストライカーパック対応機であればMSでも運用可能だが、ビームサーベルはオミットされている。コスモグラスパーに必要は無いのもあるが、換装が想定されるダガーやダガーLではビームサーベルが腰へ標準装備されている事も要因だろうか。
連合軍がザフトのジェネクスα防衛隊からテスタメントを強奪した際に、このエールストライカーを装着している。
余談
- 制式採用に至らなかった理由は不明だが、連合軍ではコスモグラスパーを運用する利点が薄かった事は考えられる。
- スカイグラスパーにも言えるが、数合わせなら生産コストを削ったダガーLを配備すれば良いのである。
- 専用エールストライカーに関しても、C.E.73年代の連合軍では105スローターダガーやウィンダムなどが宇宙での戦闘に通常型のエールストライカーを使用しており、特に前者は飛行が可能な改良を施されるほど重用されている。
- 戦闘機本体と共に、こちらも量産化には至っていないようだ。