生体分子の1種である、デオキシリボ核酸の略称。
デオキシリボース(糖の一種)とリン酸の鎖を骨格として、
デオキシリボースに塩基(アデニン・チミン・グアニン・シトシンのどれか)がついた構造。
そして、2本の対応する鎖が塩基が対になり結合し、二重螺旋構造になる。
塩基の配列により遺伝子が記録されていて、生体内では主に染色体に存在する。
言わずと知れた、天下の二重螺旋構造。
バイオな雰囲気の時に描かれることが多い。
描く時に気をつける点として、実はきれいに等差になった二重らせんではなく
少しかたよりがある。
また、らせん1回転あたりの塩基対(はしご)の数は10.4。
他の核酸にはRNA(リボ核酸)がある。
こちらは分子中の糖がリボースであり、塩基の種類が若干違う。
RNAは生体内では一本鎖であることが多く、
遺伝情報の記録・運搬の他、タンパク質のような機能分子としてもはたらく。