概要
アメリカ海軍が第二次世界大戦後に設計・建造した最初の巡洋艦で、世界初の原子力水上戦闘艦。同型艦はない。艦名はカリフォルニア州ロングビーチ市に因む。
旧来型の「クルーザー船体」と呼ばれる細長い船体と、初期のフェーズド・アレイ・レーダーを搭載するために四角く肥大化した艦橋を併せ持っており、アンバランスな外見が特徴的。
当初は搭載する武装全てがミサイルのオールミサイル艦として作らたが、ジョン・F・ケネディ大統領の命令により結局38口径5インチ砲を2基設置した。原子炉は2基が搭載されており、30ノット(56km/h)超での航行が可能だった。
1964年5月には世界初の原子力空母「エンタープライズ(CVN-65)」、同じく原子力ミサイル巡洋艦の「ベインブリッジ」とともに第1原子力機動部隊(Task Force 1)を結成し、7月から燃料無補給航海を行うシー・オービット作戦を実施。