「大丈夫です。よだれなんて出てません。」
CV:倉口桃(現・『実川桃子(みのりかわももこ)』)
概要
中学2年生。3月10日生まれ(千歳と同じ)。身長155cm、血液型はO型。
生徒会書記の池田千歳は双子の姉に当たる。一卵性双生児らしく、容姿はまさに瓜二つ。
公式設定では「千歳との違いは目つきのみ」で、実際に誌面や単行本での白黒ページでは本当によく似ている。アニメやカラーページでは目の色にも違いを持たせている。
(千歳は目が青色でタレ目なのに対して、千鶴は緑色でツリ目)
クールな性格で、周りの人が近寄りがたく感じるほど。あまり笑う姿を見せない。
千歳と同様に眼鏡を外して百合妄想をする癖の持ち主で、千歳の鼻血に対してこちらはよだれを垂らすのが特徴。
千鶴「だばー…。」
千歳「説明しよう!千鶴は妄想モードになる際、眼鏡を外して視界を遮り、心の目を研ぎ澄まし、精神を集中させるのだ。」
千歳が杉浦綾乃中心(京綾)の妄想をするのに対し、千鶴は千歳中心(綾ちと)の妄想をする。
ちなみに直接的な描写(キスや性行為など)の妄想が多い千歳に対してこちらはあまり直接的な描写の妄想はしない。
千歳とは違って関西弁は殆ど喋らず、やや男勝りの標準語を喋る(稀に関西弁も喋る)。
また、歳納京子のことを嫌っている。その理由は綾乃が彼女にぞっこんなことで、千歳と綾乃のカップリング(綾ちと)を邪魔されていると感じているからであることが示唆されている。
京子「千鶴~!ちゅっちゅ~♪」
千鶴「うっさい、突っ込んでろ!」
(アニメ1期8話より)
重度のシスコンでもあり、ご飯やお風呂、さらには寝る時も千歳の布団にもそもそと入ってきては一緒に寝ている(千歳曰く「甘えん坊さん」らしい)
同学年の京子・結衣・綾乃とはクラスが違い、初登場(初対面時)以前はこの3人から千鶴の存在を知られてなかった。
そのときは京子と結衣からは千歳だと思われた。
千鶴の変化
普段からあまり学校でも笑っていない千鶴だが、原作10,5巻(アニメでは3期8話)にて、公園で遊んでいた古谷楓に出会い、読んでいた本について話す。すると、会話中に穏やかな微笑みをみせたことに「今笑ったお顔、とっても素敵だね!」と言われ、戸惑いながらも「うん、努力してみる。」と答え、そこから彼女の心に少しずつ変化が現れている。
京子に対する反応も、意外な変化が始まっていた。
学校では中々思うように笑うことができず、京子に友達をつくるアドバイスを聞いていた。
すると京子は「千鶴は千鶴らしくアタックすればいいんだよ!」と助言し、千鶴は「ありがとう」とお礼を言った。
千鶴「アタックか…。」
その後体育の授業でバレーのパス回しが上手くいかず終われない二人組チーム(出崎貴音・小山遥)に入り、不器用ながらも彼女なりに奮闘した。
見事に成功を果たしたものの、千鶴の頬や手には傷があり、私たちのせいでこんな目を遭わせてしまったと心配されるが、彼女は最後にこう言った。
千鶴「一緒にやってくれて嬉しかった。ありがとう、出崎さん、小山さん。」
(アニメ3期9話より)
しかし、帰り道に空を仰いで、自分には友人を作るのは不向きだと思っていたが…。
翌日学校にいくと、前日の二人組がお礼にお菓子を作っていて、みんなで仲良く食べていた。
どうやら3人は友達になれたようだ。
ちなみにこの二人組は、4巻で千鶴のプリントを回収していたあの二人である。
千鶴「(あいつの『アタック』がどうのっていう話は、ひょっとして、バレーとかけてたんだろうか…。)」
(アニメ3期9話より)
京子に対する感情の変化
登場からしばらくは京子にベタベタ懐かれたりすることに嫌悪感を抱き非常に嫌っていて、アニメ(1期と2期)では殴るなど攻撃的な描写が多かったがOVA(なちゅやちゅみ!)以降、暴力的な描写は見られなくなった。
原作では絡みの少ない二人だが、アニメ第2期公式ファンブック『ゆるゆり♪♪公式ファンブック 七森中メモリアル』に収録されている描き下ろし漫画やアニメ3期(さん☆ハイ!)BD&DVD 5巻およびBD BOXに封入されているブックレットに掲載されている描き下ろし漫画で二人の絡みを見る事ができる。
YouTube『ぽにきゃん』公式チャンネルで公開されたショートアニメ『みにゆり』第3話では、京子にスカウトされる形でゲスト出演している。
そして、原作21巻に収録されたエピソードでは根気強く自分に接してくる姿勢を起き上がりこぼしに例えたりするなど、更なる感情の変化があった事を垣間見ることができる。
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池田千歳「うちについてはこっちの記事やでー。」