概要
百合哲学漫画『百合男子』の主人公・花寺啓介風に言えば百合を愛し百合に生き百合に死ぬ女性の事……なのだが、別に男女CPも好む人や腐女子と掛け持ちしている(雑食)ライトな百合ファンをそう称しても問題はない。
なお、女性同士のカップリングを愛好する女性をそう呼ぶのであって、“可愛い女の子”を単体で眺めるのが好きな女性(例:『カードキャプターさくら』の大道寺知世)を指して“百合女子“と呼ぶのは誤用である。
これとは別に、女性を(性的な意味で)好きな女性(=レズビアン)を指して“百合女子”と呼ぶ用法もあり、こちらは"百合"の本来の意味に照らせば誤用とは言えないが、女性同性愛の当事者となる事と、これを第三者視点で眺める事は全く別の行為なので、混同しないよう留意したい。
百合女子の傾向
BLジャンルがリアルのゲイコミュニティと一線を画している(→腐男子)のに対し、百合はレズビアンコミュニティとの敷居が低く、「自分も同性愛者で、かつ百合好き」といった人も珍しくはない。一方で百合は完全なフィクションとして受け取っていて、現実の同性愛には全く興味がないと言う百合女子も普通にいる。
百合好きな女性は、(男性の百合愛好者と比べると)女性キャラクター同士の関係に感情移入しながら楽しむ傾向があり、特定のカップリング(CP)にのめり込む傾向も強め。人によっては推しCP以外は地雷になる場合がある。また夢女子的な性質を持ち、特定の女性キャラに対してガチ恋的な感情を抱いたり、「挟まりたい」欲求を持ったりする人も一定数いる(→百合夢)。なお、百合以外のジャンルでも言える事だが、創作の趣味嗜好と現実世界での性的指向はまた別問題であり、百合夢を好む女性が同性愛願望を持っているとは限らない。
ロマンシス好き
男性で『硬派や男の友情をBL扱いされるのが不快』『男性向けのゲイと女性向けのBLを混同されるのが不快』という人がいるように、ロマンシスのみが好きな女子もおり、ロマンシスと百合をバラバラに愛好している女子もいる。
ロマンシスと全年齢向け百合(友情百合)を言い分けるのが面倒で、ついロマンシスを全年齢向け百合と口走ってしまう人物も男女問わず多い。
百合女子なキャラクターの一覧
- 池田千鶴 / 池田千歳(ゆるゆり)
- 大垣礼子(百合好きさんとガチ百合さん)
- 鳳皐 / 花寺みゆき / 藤ヶ谷沙織 / 松岡爽 / 松岡涼 / 宮鳥茜(百合男子 / 俺の嫁なんていねぇ!)
- 小渕みなみ(Cross Days)
- 桂美々(Fate/hollow ataraxia / Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ)
- 琴崎入愛(琴崎さんがみてる ~俺の隣で百合カップルを観察する限界お嬢様~)
- 琴吹紬(けいおん!)
- 二子玉舞(アリス・ギア・アイギス)
- 野村寧音(citrus)
- 室崎みよ(お兄ちゃんはおしまい!)
- 桃森百花 / パンタノペスカ(魔法少女にあこがれて)
- 渡辺冬(百合オタに百合はご法度です!?)
関連人物
※クリエイターについては百合の記事をご覧ください。
マスタード(配信者)