ガン・ギャラド
がんぎゃらど
スペック
概要
共和国軍が対ギル・ベイダーゾイド・オルディオスを完成させた事を受けて、ギル・ベイダーの護衛用として暗黒軍が開発したドラゴン型ゾイド。
(実際はオルディオスは対ギル・ベイダー用としては力不足なのだが、幸運にも1号機がギル・ベイダーの撃墜に成功したのを利用した共和国大統領の策略に騙され、暗黒軍は虎の子であるギル・ベイダーの出撃を控えていた)
ギル・ベイダーと同様にビームスマッシャーを搭載する予定であったが、ギル・ベイダーの欠点であった生産性の向上のため代わりに(通常兵器と比べたら高額だが)背部のパワーコネクターを介してのハイパー荷電粒子砲を搭載することになる。それでもゴジュラス級ゾイドだけでなく条件によってはマッドサンダーを撃破できる攻撃力を獲得し、さらに状況に応じて飛行形態(4足歩行)と地上形態(2足歩行)に変形する可変機能を持ち、飛行速度と攻撃力は劣るが走行速度と機動性は上回っている。
また、全身には「アイスメタル」による複合装甲を採用した事で飛行ゾイドとしては別次元の防御力を得ている。
バトルストーリーでは、共和国軍のダム破壊作戦を迎撃する形で初登場し、ダムの全エネルギーを吸収した上で全砲門の一斉射撃で作戦の要であったマッドサンダーを破壊し、さらにオルディオスを空中戦で撃破した上、共和国軍陣営を強襲してゴジュラスを含む部隊を全滅させている。
しかし共和国軍最終決戦用ゾイド建造中の基地へ向かった機体は、そこで警備のゴジュラスやオルディオス・マリーンの攻撃をかわし、ガルタイガーと共にそのゾイドの正体を探りあてたのを最後に連絡を絶ち、その後暗黒大陸首都の防衛にも参加したが、この際はオルディオスと交戦後、アイス・ブレイザーとともに共和国軍最終決戦用ゾイドとの戦闘に移行するが、それらの機体は全て撃破されている。
またベースとなった野生体はZAC2056年の惑星Zi大異変で多くのゾイド同様に絶滅したため以降は生産技術を失っている。
余談
- ハイパー荷電粒子砲は後にNintendo Switch用のソフト『ゾイドワイルド_インフィニティブラスト』にてバーサークフューラーやジェノハイドラと類似した「換装型荷電粒子砲」として実装され、破格の攻撃力を誇るとして多数のプレイヤーから重宝されている。