概要
2000年前のバグナラクとの戦いで敵側の戦士ネフィラと恋に落ちた為に、終戦後の国継承争いから離脱・出奔し、歴史から消された人類側6人目の英雄。
その後は妻と共に安息の地を探してチキュー中を彷徨うあてのない旅を続けた末ゴッカンの地下に流れ着き、息子ジェラミーを授かるも(恐らくはバグナラクの追っ手を迎撃する内に、何らかの形で人間としての寿命が尽きて)亡くなっている。
名前は不明だが、ジェラミーのフルネームが『ジェラミー・イドモナラク・ネ・ブラシエリ』である事から、普段名乗っている名字は彼から受け継いだものと推測出来る。
自分と同じ人間の外見ながら、バグナラクの混血の証である異形の右腕を持って誕生したジェラミーを案じ、後々人と関わる事態が起きても迫害を受けないようにと蜘蛛型の鉄仮面を被せて守っており、妻共々愛情深い人であった模様。
また、各国の王となった5人の英雄達も彼を見捨てていた訳ではなく、オージャカリバーに隠していた真の力や王の証からも分かる様に、ゆくゆくは彼と自分達の子孫がいつかめぐり逢い、もう一度手を取り合って共に戦い暮らせる時が来るのを待っていたのかもしれない…。
(ジェラミーが両親存命の頃より、ゴッカンでの潜伏やシュゴッダムにおける目撃情報がそれ程大規模になっていない点から見ても、当代の王達が態と目を瞑っていた可能性は大いにありうる)