ネタとしての概要
そも機動戦士ガンダムという作品は特撮ヒーロー物の延長線として作られていた既存のロボットアニメと打って変わって、敵が同じ地球人であり、戦争を描くという内容として作られたリアルロボットの走りといえる作品である。
ここからもしもガンダムがそれまでのスーパーロボットアニメとして作られていたら?というネタが生まれ、その悪役として地球侵略を企む悪のジオン星人といった感じの概念が生まれた。
しかしながらズムシティ公王庁や一部水泳部等、スーパーロボット物の悪役のそれにしか見えない物があるのもまた事実。
これは当たり前の話だがそもそもガンダムの制作が始まった頃にリアルロボットアニメの概念はなく、それまで培ったロボットアニメのノウハウで制作していくしかなかったからであり、主役機のガンダムにしてもヒーローらしいトリコロールカラーや鈍器に代表されるようなスーパー系のような一部武器など、その点が見て取れる。
罵倒としての概要
上記の通り戦争、つまりジオンも連邦も両方正しく、両方悪いという前提でガンダムは作られている。
並んで当時ジオンは旧日本軍をモチーフの一つとしていた事もあってか人気が高く「忠義に厚い軍人」や「かっこよくて渋い男」といったイメージで語られていた。
しかし時が進むに連れて作品が増えて様々な後付け設定が付け加えられた事やファン層の世代交代、そして時代が進むに連れての価値観の変化によりそのイメージに疑問を唱える声が増えた結果
ジオンのやってる事は悪の侵略者と大差が無い!!
と評価がひっくり返る事となり、このジオン星人という言葉が罵倒として投げつけられる事になった。
主にTwitterでよく用いられ、汚えジオン星人のいるサイド3を滅ぼそうぜ!といった具合に使われている。
そして言うまでもないがこの用途で使われる場合悪口以外の何でもなく下手な多様はトラブルの元になりかねないので注意が必要。
余談
実は企画の段階ではジオン軍は異星人の軍隊とする案があり、一部資料に顔が緑色に塗られたデギン・ソド・ザビ等が描かれている。
関連タグ
何かが間違って伝わって誤解されたまま制作された機動戦士ガンダム公式がやりました。