森宗意軒(Fate)
もりそういけん
概要
『Fate/Samurai Remnant』に登場するキャラクター。
『FGO』ではイベント『セイバーウォーズ』にて沖田から「大義を建前にした鬼畜ド外道」と評され、生前の同士であった天草から「魔術使いとしての天草の噂を抑えていたのかもしれない」と言及されていた。この事から、大陸に渡った際に戦術以外にも魔術関係の知識も入手していた模様。
その後、慶安4年が舞台である『Fate/Samurai Remnant』では、島原の乱の生き残りである地右衛門と、史実で関わりのない由井正雪が生前の彼と何かしらの関わりがあったことが言及されている。また、魔術以外にも「ホムンクルスの技術」も持っていたことが判明した。
真名
島原の乱の一揆勢における総奉行、『森宗意軒』。
中国で学んだ火を用いた計略に長けており、大坂の陣への出陣経験もある。
それ以前の経歴では、朝鮮に向かう船が難破した際、南蛮船に救われたことでそのまま南蛮に渡り、オランダに6、7年過ごしていたという。その当時にしては様々な国を渡っていた。
人物
純粋な理想家。それ故、強い狂気を孕んでおり理想のためなら殺戮すらも厭わない。
しかし、ある人物と関わる内にその清廉さに耐えられなくなり、狂気は鳴りを潜めた。
関連人物
史実
島原の乱における同士にして上司。
ホムンクルスとの関わりで自分達の心境に変化をもたらしたという共通点を持っている。
山田右衛門作
島原の乱における同士。本業は南蛮絵師。
ただし、彼は妻子を人質に取られて協力されられていただけであった。
田崎刑部
島原の乱における同士。森宗意軒とは師弟関係にあたる。
天草と宗意軒のことを民衆に振れ回って一揆を促したとされる。
かつての主君にして、肥後の戦国大名。
彼が関ヶ原の戦いで敗死したために、小西家を離れることとなった。
森宗意軒が日本に帰国してから籠っていた高野山に金剛峯寺を創建した平安時代の僧侶。空海が肖像画で手にしている金剛杵は、正雪と契約した英霊の別側面が使用する宝具でもある。
真田信繁(真田幸村)
かつての主君にして、真田丸でお馴染みの戦国大名。
大阪の陣に参戦した際は彼に付くも徳川軍に敗れた後は天草島へ落ち延びる事になる。
Fate/Samurai Remnant
島原の乱における同士。乱の当時、地右衛門は少年だったものの面識があり『盈月剣風帖』では森宗意軒が生前唱えていた呪いを用いることで髑髏の巨大怪異を呼び出していた。
史実では面識がない筈だが『SR』終盤にてその関係が明らかになる(詳しくは彼女の項目で)。
Fate/Grand Order
どこかの聖杯戦争で遭遇したことがあるらしく、人物像を言及されている。
彼女はぐだぐだ時空で宗意軒は本編時空だが、どのように出会ったのだろうか。
黒髪長髪でホムンクルスの制作に関わった魔術師繋がり。
上記の人物像を語る際、沖田から彼を比較対象にして森宗意軒と同類と評されている。
その他
ホムンクルスを鋳造できる魔術師達。森宗意軒のホムンクルス技術は、ムジーク家がアインツベルン家から正式に入手したホムンクルス技術を盗用した物であることが示唆されている。
沖田から見た宗意軒の評価と一致する人物の1人。
此方は延命を繰り替えしによる魂の摩耗が原因で大義よりも愉悦を優先してしまっている。
上記のパラケルススとは生前から面識がある関係である。
宗意軒と同様、理想の為なら外道行為すら厭わぬ信条を持つ人物。
各地を転々していた、特定の所で数年過ごす、ホムンクルスの娘がいる、大勢の犠牲者を出した戦争に参加した等、経歴に多くの共通点を持っている。一方、娘の在り方に耐えられなくなり理想を捨てた宗意軒に対して、こちらはいざとなれば娘を犠牲にする覚悟もあるなどより徹底している。