概要
神社本庁は、戦後の神道指令による神社の国家管理廃止に伴い1946年(昭和21年)に結成された神道系の宗教法人。戦後、当時民間の神社関係団体であった皇典講究所、大日本神祇会、神宮奉斎会の三団体を母体として設立される。
現在は民間の宗教法人でありながら、「本庁」を名乗るのは、戦前の国家神道の名残である。現在も文部科学省と結託し、事実上の公的機関のように振る舞っている。
全国におよそ八万社ある神社の包括団体である。
過去
政治思想
戦前の民間団体を前身とする為、国家神道的な神道観を持っている。
右翼連合体、『日本会議』の構成団体でもある。
神道政治連盟
神社本庁の政治部門。立ち位置としては創価学会における公明党(但し、創価・公明の関係は政教分離に反しないよう、独立していることになっている)、幸福の科学における幸福実現党、統一教会における国際勝共連合、国柱会における立憲養正会、オウム真理教における真理党に当たる。詳しくは神道政治連盟を参照。
以上のような点から、神社本庁がカルト宗教であるという非難もみられる。但し、神社本庁はあくまでも神社庁の上に立つ組織であり、神道の代表権があるわけではない。