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在来線特急「つばさ」編集

油絵 特急つばさ


1961年10月のダイヤ改正で上野駅秋田駅間(東北本線奥羽本線経由)を結ぶキハ80系を使用した気動車特急として運転開始。東北本線系統では宇都宮駅福島駅に停車する初めての昼行特急列車となった。板谷峠がそびえ立つ福米間(福島駅〜米沢駅間)ではEF16が前部補機に付いた。

1963年12月から盛岡駅発着編成を増結。福島駅で増解結を行った。

1964年10月ダイヤ改正で急行「ざおう」を格上げして上野駅〜山形駅間の「やまばと」が設定。この改正で福米間の補機が新規投入されたEF64に変更された。

1965年10月ダイヤ改正で「盛岡つばさ」が「やまびこ」として独立・483系電車化された。

1968年9月に福島駅〜山形駅間が交流電化されたため補機をEF64からEF71に変更。東北本線が全線電化された同年10月改正で「はつかり」が583系化されたためキハ81系を転用されたが、1969年10月ダイヤ改正でキハ181系に置き換えられキハ81系は「いなほ」と「ひたち」に転用された。当初、福米間は自力登坂していたがオーバーヒートなどが頻発したため再びEF71の前部補機が付いた。「つばさ」の181系は1971年10月ダイヤ改正からは秋田駅〜仙台駅間(北上線経由)の特急「あおば」にも使用された。

1975年11月の奥羽本線全線電化で485系電車に置き換えられ福米間の補機を解消。これに伴い「あおば」も廃止された。

ちなみにキハ81系・キハ82系・キハ181系の使用経験がある列車は在来線時代の「つばさ」のみである。

1978年10月ダイヤ改正で僚友の「やまばと」と共にエル特急となった。

しかし、電化後の上野駅~秋田駅の所要時間は約7時間50分だったので、上越線羽越本線回りの「いなほ」の約7時間30分より遅く、首都圏⇔秋田のメインルートは元々補完列車だった「いなほ」に取って代わられ、「つばさ」は新庄駅以南での利用がメインになっていった。


1982年11月の上越新幹線開業に合わせたダイヤ改正で、福島駅発着へ短縮し東北新幹線へ接続する列車が設定され、以降は福島駅発着が標準となっていったが「あいづ」運用の関係上1往復は上野駅発着で残存した。また急行「こまくさ」を格上げした「つばさ」1号の運転区間は山形駅→秋田駅間であった。

1985年3月ダイヤ改正で「やまばと」を統合したため福島駅〜山形駅間の「つばさ」が誕生した。

1991年の奥羽本線標準軌化改良工事に伴い福島駅〜米沢駅〜山形駅間での運転が不可能となり発着駅は仙台駅に変更され仙山線を経由して山形駅に至り秋田方面に向かった。


1992年7月の山形新幹線開業により「つばさ」は東北本線及び仙山線区間が廃止され全列車が山形駅発着となり、愛称も新幹線に召し上げられかつての急行と同じ「こまくさ」に改称された。しかし、1999年12月に山形新幹線が新庄駅まで延伸された際、「こまくさ」は新庄駅発着の快速に格下げされ車両も485系から701系に変更された。そして東北新幹線が八戸駅まで延伸された2002年12月ダイヤ改正で廃止された。


新幹線「つばさ」編集

山形新幹線30周年


400系

1992年7月の山形新幹線開業により、「新幹線直行特急」として400系による「つばさ」が運行開始。運行区間は東京駅山形駅間で、東京駅~福島駅間は200系(K編成)「やまびこ」と併結して東北新幹線へ乗り入れる形態となった。1995年に「つばさ」は6両編成から7両編成へ増強。


400系伸びる"つばさ"が地域を拓く

1999年山形駅新庄駅間が標準軌化され、同年12月に「つばさ」の一部列車が新庄駅まで延長される(延伸開業)。

運用増に合わせてE3系1000番台が登場し、400系はE3系に合わせて塗装変更が行われた。この1999年から2001年までの間に東京駅~福島駅間の併結相手がE4系Maxやまびこ」へ移行し、一旦「やまびこ・つばさ」と17両編成の列車が消滅する。


山形新幹線つばさ伸びる"つばさ"が地域を拓く

400系の老朽化・置き換えのため2008年からE3系2000番台が運行を開始。2010年までに置き換えが完了し、「つばさ」で運行出来る車両が275km/h運転対応となった。

2012年3月に東京駅~福島駅間の併結相手がE2系やまびこ」へ移行し、最高速度275km/hでの営業運転を開始。「やまびこ・つばさ」と17両編成の列車が復活した。その半年後の2012年9月にてE4系が東北新幹線から撤退したため、「Maxやまびこ・つばさ」が消滅した。(これによって全列車が275km/h運転を開始)


短時間挑戦 2632賢宮ほたるくん

2014年から2016年までに山形新幹線「つばさ」で使用されているE3系全15編成がすべて紫色基調のカラーに変更された。

混雑緩和の観点から、2022年のダイヤ改正では自由席ありから全車指定席へ変更。この改正では定期「つばさ」では珍しく「繁忙期のみ臨時やまびこと連結、通常期は単独運転する」列車が日中を中心に設定されたほか、「つばさ」と「こまち」の特急料金が改訂された。


E8系イメージ向上委員会概念強化室やまびこ・つばさ

2024年3月16日からは新型車両E8系を順次投入。同改正で東北新幹線区間の併結相手がE5系となり(※)、E8系使用列車を対象に最高速度を300km/hへ引き上げ。

また福島駅のダイヤ効率緩和のため、山形新幹線から東北新幹線上りホームへ接続するアプローチ線の新設を行い、2026年度中に供用開始する見通し。


(※)2024年3月6日、つばさ121号で発生した滑走現象(ブレーキが効かず、停車予定の郡山駅を大幅に通りすぎた)により、当面の間「つばさ号」の単独運行を中止することになり、E3系による運転列車の一部にダイヤ改正以降もE2系が連結している。


停車駅編集

東京駅 上野駅 大宮駅 宇都宮駅 郡山駅 福島駅 米沢駅 高畠駅 赤湯駅 かみのやま温泉駅 山形駅 天童駅 さくらんぼ東根駅 村山駅 大石田駅 新庄駅


この内、東京駅、大宮駅、福島駅、米沢駅、山形駅には全列車が停車する。(大宮駅と米沢駅は昔は通過列車もあったが現在は全列車が停車する)

上野駅は最速達の1往復を除き全列車が停車する。

宇都宮駅、郡山駅は定期列車は最速達の1往復を除き全列車が停車するが、臨時列車は通過するものが多い。

なお、高畠駅には約半数の列車しか停車しない。また、山形駅〜新庄駅間は大幅に本数が減る。


「とれいゆつばさ」編集

とれいゆの記事を参照


関連項目編集

JR東日本 特急 新幹線 列車愛称

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列車愛称 れっしゃあいしょう

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