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  1. .原動機類に付帯する機械類。
  2. .鉄道における用語の一つで補助機関車の略。

1について編集

原動機類に付帯する機械類全般を示す言葉である。

例えば自動車用の4サイクルガソリンエンジンの場合は、運転に必要なキャブレター、ディストリビューター、オイルポンプ、オルタネーター(或いはマグネトー)といった機器や、機種によって存在するウォーターポンプ、ラジエーター、ファン、セルスターター、ターボチャージャーなどがこれに当たる。

概ね、動力を発生させる部分以外の部品で、単独で運転させるのに必要な機器類を示すことが多い様子。

他には、運転に必要な機器ではないもののクランクプーリーから直接動力を取るクーラーコンプレッサーなどがこれに含まれる。


2について編集

生野越え

鉄道において、主に急勾配の区間などで1列車に2両以上の機関車が連結された場合に、本務機以外で本務機の指示を得て列車の運行を補助する機関車。

物理的な概念ではなく、運転を行う上での概念であるためかなり面倒な取り決めがある。

基本的に本務機は、先頭で信号喚呼を行う機関士が乗り込む車両で、それ以外が補機となる。

つまり、列車の前と後ろに機関車を連結した列車は、前の機関車が本務機で後ろが補機である。(運転中に前後が入れ替わる列車の場合は、本務機や補機はそれぞれ予め指定された方である)


一方で、先頭に2両機関車が連結された場合、

例えば元々の貨物列車


「機関車A+貨車20両」


の前に機関車1両を連結し


「機関車B+機関車A+貨車20両」


となった場合は、前に連結された機関車Bが補助的なものと考えられるので、機関車Bに信号喚呼を行う機関士が乗っていても、総括制御で元々列車をけん引していた機関車Aが無人となっても機関車Aが本務機、機関車Bが補機(前補機)となる。


他には、電車気動車などの場合は、列車全体が1名の運転士で運転される本務機と考えることができるので、これを補助する機関車は補機と言える。

碓氷峠を上る189系特急「あさま」


例外編集

回送などで、動力を生じずに付随車として運転される機関車は、列車の運行を補助しているとは言えないため補機には含まれない。蒸気機関車でボイラーが燃焼中で乗務員がいる場合でも、動力を生じる運転でなければ補機とはならない。

EH10や、EH500といった機関車は、2両で1ユニット=運行上は1両であるので、見かけでは2両繋がっていても、本務機や補機の区分はない。

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