CV:坂田将吾
「時間… 掛かっちゃたな…」
概要
周辺環境の荒廃と借金苦から廃校の危機に陥っているアビドス高等学校からの支援要請を受けた連邦生徒会の「S.C.H.A.L.E」より同校救済のために派遣されてきた男性教師。
物静かでおっとりとした性格の大人しそうな感じの優男だが、一応戦闘における作戦指揮能力はそれなりに有している。
一方で妙に天然な所があり、中心街から遠く離れたアビドスまで徒歩で向かおうとして途中で行き倒れてしまい、そこをシロコに拾われる形でアビドスに来た。
外見
前髪を上げて額を出した癖っ毛の黒髪と、温厚そうなタレ目が印象的な童顔の持ち主。
グレーのスーツにワイシャツ、ネクタイというシンプルな出で立ちで、ネックストラップに「S.C.H.A.L.E」のIDカードを下げている。
足元はシンプルな紐なしのビジネスシューズで、靴下は黒系。
相棒とも呼べるタブレット端末「シッテムの箱」の携行スタイルは少々大雑把で、大きめに作られたスーツの内ポケットに収めている他、ワイシャツ姿の時にはスラックスの後ろ側(というかお尻の部分)に突っ込んで持ち歩いている様子。
登場まで
2023年1月のアニメ制作発表以降、長きにわたってその存在は伏せられており、「対策委員会」編のアニメ化である事が判明しても、先生については登場の有無すら定かではなかった。プレイヤーの前に初めてその姿を現したのは、実に放映開始の2週間前の事。
AnimeJapan2024における『ブルーアーカイブ The Animation』AnimeJapanスペシャルステージDay1(3月23日)中に公開された「公開直前PV」にて、まずは“アビドスの街中で行き倒れている人物のお尻”、次いで“ワイシャツの胸ポケットからシャーレのIDカードを取り出す右手”の2カットが確認される。
翌24日のスペシャルステージDay2でようやく顔立ちを含む全身のビジュアルが明かされ、担当キャスト・坂田将吾もサプライズで登壇した。
また、ビジュアルの公開に伴い「プレイヤーそれぞれの先生像とはまた違った“アニメならではの表現”として楽しんでほしい」とのアナウンスも添えられている。
アニメ第1話放映後には、生徒のデザインやイラストを複数手がけているイラストレーターの一人・DoReMiからアニメ版先生のデザイン原案を手がけた旨が明かされた。
余談
- スペシャルステージに出演した際の坂田のスーツ姿は、用意された衣装ではなく自前で調達したものとの事で、「グレーのスーツ」を探し当てるのに思いのほか苦労したと本人が語っている。
- 公式メディアミックス作品に登場する他の先生たちの例に漏れず、「この顔であんな事を…?」と原作ゲームでの奇行の数々に思いを馳せるプレイヤーが続出。
- 坂田が出演している先行の別作品には「銃」に強い所縁を持つキャラクターもおり、キャスト発表時には「CV.坂田将吾のキャラクターが銃社会に放り込まれる」という構図に因果を感じ取る声も散見された。
- 坂田が出演作品の企画でメイド衣装を纏った姿(“坂田将子”名義)が、作品の公式アカウントを含めて複数枚公開されているのが発見されたことで、アニメ先生の女装概念へと飛び火。キャラクターデザイン的にもやや中性的な顔立ちが、幸か不幸かフリル系の衣装にそれなりに馴染んでしまう事態に一部プレイヤーが沸いているとかいないとか……。
注意
メディアミックス作品に関連する二次創作では、ごく一部とはいえ「お気に入りの派生作品A(あるいはキャラクター)」を持ち出して「気に入らない派生作品B」に批判的・否定的な態度を表明しようとする者、あるいはそうした過激な言動に影響されて必要以上に二次創作や鑑賞に過敏になってしまう者も存在する。
『ブルーアーカイブ』制作サイドが折に触れて提示している「プレイヤーそれぞれの先生像の尊重」という姿勢そのものを知らないまま、アニメシリーズから流入した新規ファン層が「アニメ以外の先生」に触れる過程で、ある程度の摩擦や衝突が散発する可能性には留意されたい。
また、二次創作者側でも「特定の先生像」を使って他の先生を軽んじるような作品づくりになっていないか、自分のファンアートがどの作品をベースにしたものなのかを見極め、描き分けることで無用のトラブルを避けることができるかもしれない。
それでも心配な場合には投稿のタイミングを一時的に見送る、公開する場所や範囲を工夫するなどの方法もある。“先生”のように図太く果断にやっていこう。