概要
ケンシロウ、マミヤ、そしてレイの三名がトキのいるカサンドラへ出かけている間に、ラオウ率いる拳王侵攻隊にマミヤの村が襲撃される。レイは妹アイリの身を案じ、ケンシロウ達より一足先に村へ帰還する。
ちょうど村に着いたところで、拳王軍に捕まったケンシロウ一行の少女リンが、熱した鉄板の上を歩かされそうになっている所を間一髪で救助する。暴漢に襲われボロボロになりながらも、レイの妹アイリの身を案じたリンの行動に感化されるとともに、彼女を痛めつけた拳王軍の兵士たちに対する怒りからこの言葉を発した。
「てめえらの血はなに色だーっ!! 」
怒りに燃えるレイは圧倒的な強さで拳王侵攻隊を蹴散らすのであった。
かつては「冷血漢」と称されていた彼が、本来持つ「義」の心をとりもどした心情が伺える一言でもある。
派生（リスペクト）
『北斗の拳』の中でも特に有名なセリフの一つなので、様々な作品でパロディやリスペクトが行われている。
記憶に新しいトコロでは、『日常』の登場人物「ちゃんみお」こと長野原みおが、キャンプで友人にカレーを台無しにされた際に同様の台詞を放ったことで有名である。そのせいか、このシーンのパロディイラストも多い。
ちなみに、彼女の場合はセリフが少し変化して「お前の血はなに色だーっ!!」になる。
人間の血は赤ですよ
人間を含む脊椎動物の血液は、赤血球内のヘモグロビン等の効果で赤いのである。鉄分やミネラルが異常に不足したり、何らかの病気などが無い限り、絶対に赤である。
赤ではない血液を持つのは…
・カニ、エビなどの甲殻類（ヘモシアニンという青い色素のため）
…などである。
つまり血の色が赤じゃない人間がいたら、お前ら人間じゃねぇ!!
（でもアニメ版北斗のキャラの血って水色だったり発光してたりするよネ）
