概要
ヘルトルーデ・セラ・ファンオースの妹で、愛称は「ラウダ」。
年齢は14歳だが、姉よりも胸の発育が良い。
『アルトリーベ』3作目のラスボス。
マリエ・フォウ・ラーファンの前世の記憶によれば、ファンオース公国がホルファート王国との戦争に敗北した後、ヘルトラウダが留学生として王国に来ることになり、そこで3作目主人公ミリアリス・ルクス・エルツベルガーと交流するが、ミリアリスは悪役王女であるエリカ・ラファ・ホルファートに目をつけられて嫌がらせを受けるようになり、そのミアが皇女である事が判明した後エリカはいじめの矛先をヘルトラウダに向け、かつての戦争で倒れた彼女の姉ヘルトルーデを侮辱する等の迫害を行うが、これが新たな戦争勃発の遠因となり、ヘルトラウダは魔笛でモンスターを召喚して戦うが、ミリアリスと彼女と共闘する聖女オリヴィアの力の前に敗北する…。
と言うのが大体の流れだった模様だが、本編のルートにおける彼女の運命はより悪い形で狂ってしまう事になる。
本編の動向
転生者であるリオン・フォウ・バルトファルト達が動き回った影響か、本来のゲームの展開よりも早い時期にホルファート王国に侵攻して来た。
姉と同じく魔笛を使う事ができ、笛の扱いの才能は姉より上。
冒険に憧れるなど年相応の所もあるが、普段は冷静な人物である程度は物事を大局的に見れる。
リオンは存在を知らず、ヘルトルーデを捕らえたことで公国との戦争は回避されたと考えていた為、大きな危機に陥る事になった。
王国との決戦で「空の守護神」「海の守護神」の2体の超大型モンスターを召喚するが、ヴァイスの装置とリビアの力で超大型魔物は消滅し、召喚代償で落命する。
3作目のストーリーが開始される前にラスボスが倒れる事態となるが、姉ヘルトルーデが生き残ったのに対し、彼女の方はシナリオが狂って展開が前倒しになったが為に早死にするという、あんまりな結末となってしまった。
最終章では、死者の国で戦死したバンデルと共に再登場し、この時初めてリオンと直接対面を果たす。
自分達の生きていたアルトリーベ世界の秘密とリオンの事情を知った事で彼に対する遺恨は全く無く、今後も動乱が続く事になる世界で生きる姉ヘルトルーデの幸せを頼み、ルクシオン達と共に彼を現世へと戻す。
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ネタバレ注意
本編のルートではリオンとの絡みも少ないまま退場したヘルトラウダではあったが、読者からは「死なせるには惜しい人物だった」、「姉と一緒にリオンの嫁になって欲しかった」と言ったコメントが多く、短命ながら中々に高い評価を得ることになった。原作者も書籍3巻の後書きで「書籍ではWEBとは違うルートにしとけば良かった」と、死なせた事を後悔するコメントを出している。
そして、他のIFルートでは…
こちらでは事前に魔笛を回収しようと敵地に乗り込んできたリオンとマリエに早々に接触。そしてそれを機に書庫番から一連の真実を教えられ、両親の暗殺の件も知る。その後、切り札の魔笛を失っても戦争に進む姉を止めようとするが、取り合ってもらえず、その後、姉の手紙でこれまでの態度の謝罪と真意を知り自身の無力感に苛まれ苦悩する。
そして、リビアに取り憑いていた聖女の怨念の暗躍によって姉は死に追いやられ、彼女の最期の言葉から聖女の暗躍に立ち向かう事を決意し、公国の女王として立ち、王家と手を切ったリオン達と組む事になる。
公国姉妹ルート
こちらでは姉ヘルトルーデと共にメインヒロインとなる。
前世の記憶を取り戻した際、トラブルを起こしてバンデルに拾われる事になったリオンと出会い、姉と共に彼と幼少期を過ごす事になるのだが…?