「好きなんてものじゃない 数(すう)は数字に恋をしている」
「お前との恋なんて あり得ないよ」
プロフィール
※ 133話にて判明。由来は苗字の語呂合わせと思われる。
概要
本編の主人公である愛城恋太郎の23人目の運命の人。
お花の蜜大学附属学校の高等部の1年1組(あー子と同じクラス)。
伊院知与に次ぐ2人目のメガネヒロイン(18歳時の楠莉先輩を入れれば3人目)。
体格は小柄で、身長も知与と大差が無い。
人物
反面、数字以外には興味を持てず、人の顔や名前などを覚えることは苦手。普段は不愛想だが、数字が絡むと恋する乙女に豹変する為、周りの人間がついて行けないほど感情の起伏が激しい。
その特徴から理系に思えるが、数学は0点しか取ったことがないぐらいに苦手。寧ろ、数字をまるで計算のための便利な道具として利用していることに激しく嫌悪しているそうだ。(それが数字の誉れなのだが…)
数字のデザインやフォルムをこよなく愛し、同じ数字でも用途やデザインが違えば区別がつき完璧に記憶可能。また浮き輪やモノクルなどの円形(0)、2つに連なったヘッドドレス(3)等、数字のように見える物も好き。
上記の通り計算はダメだが、「計算記号によって数字を改変してしまうこと」が許せないため数えること自体はOKである。
恋太郎と廊下でぶつかり、目があったことで何時ものようにビビーーーンと恋に落ちたのだが、自分は数字に恋していることもあり、今になって誰かと愛し合うなどあり得ないと最初は突き放した態度を取っていた。
しかし、相手は愛の怪物(モンスター)愛城恋太郎である。恋太郎は「数字を愛する一二三数」という存在を丸ごと愛するべく身体を張ったパフォーマンスの限りを尽くし、「愛する人のためなら数字にすら成ってみせる」覚悟を示し、数の心を掴んだ。
数字よろしくデジタルな性格をしており、気持ちの切り替えが異様に早くて割り切ったモノの考え方をするタイプ。ただし、計算が苦手な性分故に打算的な考え方が出来ないためか、不器用な人情を見せることもしばしばである。数字が絡む時以外は、冷静なツッコミ役としての出番が多め。
恋太郎の運命の人の中でもトップクラスに特殊な嗜好の人間であり、「人ならざるモノに恋する少女」という、普通に考えればラブコメに登場するタイプの女性キャラではない(他の連中も大概ではあるが……)。
そういった意味ではある種の思考実験の領域に入ったキャラクターであり、「自分以外、というか人以外に惚れている乙女と恋路を歩めるのか?」というラブコメの限界に挑戦するかのような存在である。
関連キャラ
言わずもがな運命の人。ビビーンとなったことで一目惚れしたものの数字以外は愛せないとして初めは彼を拒絶したが、自身の特殊すぎる性癖を「俺が数字になる」と文字通り体を張って受け入れてくれたこともあり告白する。
同じクラスなこともあって恋太郎ファミリー加入後に交流が生まれた。
数字にしか興味がなかったためファミリーの名前が覚えられない中、「恋太郎に嫌われたくない」という思いを抱き悪戦苦闘していた。(最も人数が多すぎて普通の人でも覚えるのは無理だろうが…)
そして話を聞いたあー子から、ファミリーの名前を数字の語呂合わせで覚える方法を提案され、無事全員分の名前を覚えることができた。
この件から、あー子の事は語呂合わせ無しで名前を覚えて仲良くなっており、彼女の頼みであれば数字が絡まずとも応じてくれることも多い。
- 表彰台の「1」と「2」と「3」
初恋の相手。幼稚園児の頃に出会うも卒園して離れ離れになることを号泣して嫌がり、表彰台を気に入っていることを知っていた数の母親が幼稚園に頼んで引き取らせてもらった。
現在は数の部屋に置かれており、恋太郎を家に呼んだ際は家族紹介みたいなノリで紹介している。
余談
名前の由来は1と2と3。
また、彼女の初登場回は名前と同じ123話である。
関連タグ
恋太郎の運命の人