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ヨトゥンヘイム

よとぅんへいむ

ヨトゥンヘイムとは北欧神話にある9つの世界のうち、巨人たちが住む世界のことである。
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概要編集

北欧神話の9つの世界のうち、ヨトゥンと呼ばれる霜の巨人が住む世界。古ノルド語で巨人の国の意。「古エッダ」や「スノッリのエッダ」によればミズガルズの北方から東方にかけての海岸線にあると言われている。


スリュムという巨人がヨトゥンヘイムを治めており、主な都市としてウートガルザ・ロキの治めるウートガルズ、メングラッドの住むガストロープニル、スィアチの住むスリュヘイムがある。

また、巨人ミーミルが管理するミーミルの泉があり、ユグドラシルがその泉に根を伸ばしている。

南方には毒の川エーリヴァーガルが流れており、「スノッリのエッダ」の「詩語法」ではトールがこれを渡ったという。東方ではイアールンヴィズの森が広がっており、狼の姿をした巨人とそれを産んだ老婆が住んでいる。

この森と毒の川エーリヴァーガルはミズガルズとの国境とされる。


「デンマーク人の事績」にはデンマーク王ゴルモ一世という好奇心旺盛な人物が巨人ゲルートの住処を訪れるという話がある。それによれば巨人の国は永遠の寒さの支配する原初の森で、作物は少ないものの他の地では見られない生物で溢れていた、そして街の住民たちは幽霊のような薄気味悪い外見で、酷い臭いを発していたという。




関連タグ編集

北欧神話 ユグドラシル



別名・表記ゆれ編集

ヨートゥンヘイム ヨーツンヘイム ヨツンヘイム

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