「丸くなったな不死身の龍 ディスってみろこれはフリースタイル」
『服が変』
「」
概要が変
おおのこうすけ作。くらげパンチで連載している「極主夫道」5巻38話に登場する台詞。
一晩に単身丸裸で抗争相手の事務所を10ヵ所潰したといわれる伝説のヤクザである”不死身の龍(たつ)”の過去を知るかつて潰した平子組の組員・剛田に因縁を付けられた際に剛田がハマっていたラップを使ったフリースタイルバトルが勃発する。
ラップをよくわかっていない龍はとりあえず韻もほとんど踏まず自分の現職(専業主婦)とソレに関連する単語を羅列するだけ。それに業を煮やした剛田が「ディスってみろ」と言った所、韻を踏んだキャッチーな返しではなく、純粋暴力な言葉を投げつけられ一撃で意気消沈してしまう。というのが一連の流れ
話自体はラップが流行する昨今、「ラップは言葉のプロレスであり、プロレスなりのルールがあること(=ラップがよくわからない人に野試合をしかけてまともに成立するわけがない)」「相手だけでなく自分も言い返されるだけの覚悟が必要なこと」「ディスれば暴力が返ってくる可能性があること」等、ミーハーがプロのラップをマネしてなんちゃってラップをすることがいかに危ういかを皮肉った内容となっている。特にラップについて解説している小宅(「しっかりせぇ おい おい!」のシーンの人)の台詞にもそれが表れている。
バズり方が変
38話自体は2019年10月04日に公開された内容だったが、作者が「ラップバトルする主夫(0/4)」というタイトルでXに38話の内容を投稿。その際に本シーンのページをトップにもってきたところ、ラップバトルで到底出て来ようのない言葉の暴力とそれに一撃で唖然とする剛田のシーンが見事にバズり、XやPixivで本シーンのパロディイラストが席捲することとなった。
2024年になり、Bling-Bang-Bang-Bornなどを始め、当時よりもラップが流行している今だからこそ内容が突き刺さるのだが、トップページのインパクトの強さが全てを持って行ってる状況となっている。