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アタック25の編集履歴

2024-05-01 03:13:46 バージョン

アタック25

あたっくにじゅうご

『パネルクイズ アタック25』。朝日放送テレビ(ABCテレビ)制作のクイズ番組。パネル25枚を取り合う。

概要

パネルクイズ アタック25』は日本の視聴者参加型クイズ番組である。1975年4月6日から2021年9月26日まで、朝日放送→朝日放送テレビが制作し、テレビ朝日系列フルネット24局で毎週日曜日13:25-13:55に放送されていた。コロナ禍などで番組制作が難しくなったこともあり2021年12月に終了。

2022年3月からはBSJapanextで復活。タイトルを「パネルクイズ アタック25 Next」と変更し、毎週日曜日13:25〜14:25に放送されている。スタジオも大阪から東京に移動した。

終了から再開までわずか3ヶ月しかなかったのは打ち切りとBSJapanext開局のタイミングがたまたま合っただけで全くの偶然だった。


ABCテレビ及びテレビ朝日の長寿番組のひとつ。2018年4月1日付で朝日放送株式会社が認定放送持株会社に移行、同日以降の放送は朝日放送テレビ株式会社の制作となった。

5×5の25個のパネルを4人の解答者がオセロ形式で奪い合うことで優勝者を決定する。


初代司会者の児玉清アタックチャンスの掛け声が有名になった(アタックチャンスは30分番組となった1975年10月2日放送分で初登場)。


ABCテレビの制作番組の中では、先に始まった前座番組『新婚さんいらっしゃい!』と共に日曜昼の名物となっていた。


ルール

早押しクイズの正解者がパネルを1枚取れる。誤答は2問休み。

パネルの取り方のルールは以下の通り

  • 自分の色で他の色を挟めるときは必ず挟む
  • 挟めないときは次に挟めるように取る
  • それもできないときは他のパネルに隣接して取る

自分の色で他の色を挟むと自分の色に変わる。25枚のパネルが埋まった時点で獲得枚数の最も多い人が優勝となる。枚数が同じときは同点決勝を行う。

パネルが残り5枚になるとアタックチャンスが発動する。アタックチャンスで正解すると、まずルール通りにパネルを取った後、好きなパネルを1枚消すことができる。

出場者はパネル獲得枚数に応じた賞金を獲得できる。金額は時代によって異なり、2024年時点で1枚1万円。25枚すべてのパネルを取ると賞金100万円。賞金以外にも賞品があり、優勝者とそれ以外で内容が異なる。


明確な基準は不明だが、時間切れになるとウェストミンスターの鐘が鳴り、残っているパネルがあってもクイズは終了となる。


最終問題

優勝者は正解すると旅行を獲得できる問題に挑戦できる。

映像を見て「ある人物」「ある都市」などを答える。しかし自分以外のパネルの部分は隠されて見えない。

テレビ画面が4:3の時代は他の色のパネルのうち1枚が解答者の顔を写すワイプになっていた。

電飾パネルの時代はパネルで隠された映像をクロマキーで作っていた。


Nextからの追加要素

  • すべて答えましょう 正解が複数ある問題をすべて答える。1つでも間違えたら不正解。不正解のペナルティはなく、正解者が出るまで続けられる。
  • 数字を当てましょう 数字を当てるクイズ。最も正解に近い人がパネルを取れる。最も遠い人は2問休み。
  • 地域創生ふるさとクイズ 毎回ひとつの街を取り上げクイズを出題。正解するとその街のお土産がもらえる。不正解のペナルティはなく、正解者が出るまで続けられる。
  • チャンピオン大会ファーストラウンド 各回の優勝者はこれに進出し、優勝するとチャンピオン大会に出場できる。賞品が異なるだけでルールは通常回と同じ。

歴史

この番組が始まる1年前の1974年4月7日-1975年3月30日、児玉清が司会を務めた視聴者参加型クイズ番組『東リクイズ・イエス・ノー』→『5人抜きQ(クイズ)・イエス・ノー』を、東洋リノリューム(現在の東リ)一社提供の下、毎日放送(MBS)がNETテレビ(現在のテレビ朝日)系列で放送していたが、視聴率の低迷と1975年3月31日に行われるABCとMBSのネットチェンジのため終了した。


東リが児玉司会による一社提供番組をABCでも継続して制作・放送することを希望したため、新番組『アタック25』が登場した。

児玉は司会続投に難色を示したが東リ側の要望もあって了承、一部の系列局では制作局が異なるものの東リ提供・児玉司会の番組の放送が継続した。


放送開始にあたり、とあるABCのスタッフが子供にオセロゲームを買ったことからこの企画が生まれた。

その後放送時間内にすべての面が埋まり、海外旅行獲得クイズに挑戦できると仮定し、何枚の面で行うのかを試行錯誤の末に出した結論が25枚だった。

赤・緑・白・青の色を使うことを決めたが、1975年当時白黒テレビが残っていたためにスタッフやスポンサーから難色を示された。

しかし初代プロデューサーの三上泰生(当時はABC第二制作部長)が「テレビは将来カラーになる」と説得して回ったため実現した。


1997年4月に全国ネットのクイズ番組で最長寿となり、2012年6月にはこれまでローカルを含むクイズ番組最長寿記録だったCBC『天才クイズ』(1967年7月26日-2004年9月25日)の37年2か月を抜き、日本のクイズ番組最長寿の完全新記録となった。

2016年10月22日公開の映画『バースデーカード』で、初めてこの番組が映画に登場した。司会の谷原章介も本人役で登場した。


しかし2021年9月をもって46年間続いた地上波での放送を終了。

2022年3月に新規開局したジャパネットたかた系列のBS局、BSJapanextで再スタートを切った。ジャパネットたかたは地上波時代のスポンサーの1つであり、番組はBSJapanextと朝日放送テレビの共同制作となった。


出演者

司会者

  • 初代:児玉清(1975.4.6-2011.4.10)
  • 2代目:浦川泰幸(2011.5.29-2015.3.29) - ABCアナウンサー
  • 3代目:谷原章介(2015.4.5-現在)

初代司会者の児玉は、番組開始から36年間、1793回にわたって司会を務めた。これは日本のテレビにおけるクイズ番組で史上最長である。

児玉は1984年10月14日・10月28日放送分は、腹膜炎による入院で欠席、その回は板東英二が代役を務めた。

2011年4月7日以降、児玉が肝機能障害で入院・治療に専念することを表明し、ABCアナウンサーの浦川が代役を務めた。同年5月16日に児玉が胃がんのため逝去、これにより同年5月29日放送分より浦川アナが正式に2代目司会者となった。

2015年3月29日放送分をもって浦川アナが卒業、同年4月5日放送分から放送40周年のリニューアルに伴い、児玉と親交が深かった俳優の谷原章介が3代目司会者に就任した。これに合わせ、番組ロゴ・セットをリニューアル、BGMのアレンジも新しくなったほか、早押し・パネル獲得時のSEの余韻が短くなった。

BSJapanextへの移行後、2022年5月~7月については谷原が舞台出演のため、元中部日本放送出身のフリーアナウンサーである石井亮次が代役を務める。


出題者

女子のフリーアナウンサーが務めていた時期があったが、2009年4月5日放送分からABCアナウンサーの加藤明子が読み上げを担当して以降、地上波放送終了まで、ABC→ABCテレビの女子アナウンサーが務める。また1976年4月4日放送分から1980年3月30日放送分までは当時ABCアナウンサーの中村京子が務めた。

BSJapanextに移行してからは、地上波で10年間読み上げを務めた、フリーアナウンサーの沢木美佳子が、再び担当している。

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