概要
100円(税抜)の商品を主に売っている小売店である。100均(100円均一ショップ)の略称でも親しまれ、ダイソー、キャンドゥ、セリアなどが特に有名。
取り扱っている商品の幅は広く、雑貨や文房具、食器などの日用品を中心に、お菓子などの食料品までも取り扱っている。そのためここに来れば大抵のものが揃ってしまう。100円ショップならではのアイデア商品も多い。
100円ショップ独自のプライベートブランド商品だけでなくメーカー品も安価なことが多く、例えばコンビニなどでは120~150円はするペットボトル飲料もここで買えば100円で買えてしまう事が多い。
ただし、場合によっては他の店舗で買った方が安いこともあるため、欲しい商品の価格は事前に調べておくべし。
また、100円ショップと言っても全ての商品が100円で売っているとは限らず、200円以上の商品が売っている場合もある。
かつては品質よりもコストカットが優先されており、商品に当たり外れがあったりすぐ壊れたりすることも多く「安かろう悪かろう」というイメージも強かったが、21世紀にもなるとかなり改善されており、ブランド商品キラーとして恐れられている。そのため世代によってかなりイメージが違う。
特にコスメティックはパッケージなどの安っぽさを除けば1000円台の商品に匹敵すると言われることも。物によるがスマホのアクセサリー等も100円とは思えないほど品質が良く便利なもの尽くしである。乾電池はそこいらの国内ブランドを軽く上回る寿命があるものがあるうえ、単3が5本で100円だったりと、かなりお得。ボールペンでは店で買うと120円以上するものが100円で売っていたりする。
逆に100円でコスパがあまり良くないものは、普通の店でも100円以下の商品(500ml以下のジュース等)、イヤホン(どれも基本的に断線しやすいが、ダイソーが扱う高価格帯の高音質イヤホンは音質だけなら安さの割に高性能)、テーブルタップ(過去に出火事故)など。
北米地域を中心とした海外ではDollar TreeやMy Dollar Store等のワンダラーストア(One Dollar Store)というものがあり、やはり1点につき1ドルで購入可能な商品を中心に取り扱っている。
pixivではここで購入した画材や小物を使ったアートや写真に100円ショップのタグが付けられる傾向にある。
また、モデラーには大まかにランナーの太いゲートからパーツを切り取るために短期使い捨てを前提にした用途で用いられるニッパーや、ガンプラのセンサー部分を光らせるためのラピーテープがお世話になることも。
工作にうってつけ
100円ショップでは商品を工作の材料にするのにうってつけなものが多く、中には改造を施してよりクオリティを上げたりする者もいる。例えば釣りでは100円ショップのルアーの改造をするにはコスパもよく、実際に動画でその手ほどきをしているのもある程。