新城「拷問マァン……今後口の利き方に気を付けるなら、許してあげるって話」
「許す権利などお前には無い。どけ」
「お前、もう二度と指輪つけなくていいよ」
「俺の前でよくほざいた。流川ぁ、やれ」
流川「はい! こんなクソ女いるんですね! 一つ目スイッチオン!」
流川「3mの巨人女になりました! という訳で二つ目! エイヤー!」
「ダイヤを作る時、骨に高圧力をかける。お前も味わうべきだろ」
「ダイヤモンドになれるように願えよ」
「ところでお前、シワクチャで醜いな……」
「だがな、私から見れば、拷問され怯える外道の目は、何よりも輝いているんだ」
「綺麗で吸い込まれるんだよ……その輝きが私を豊かにするんだ。お前ならわかるだろ?」
「絶望が深ければ深い程、激痛が伴えば伴う程、お前の目は、ダイヤより遥かに輝く」
「もっと痛みを与えるから、もっと輝いてくれ」
標的
格安老人ホームを隠れ蓑に、入居者に違法薬物の運び屋をさせた挙句、用済みになれば殺害してその遺体をダイヤモンドに変えていた老人ホームの経営者で拝金主義のクソビッチ「江島喜美恵」に執行。
概要
以前二度伊集院が行ったエクセター公の娘を更に凶悪にしたもの。罪人を固定しウィンチで縦に引き延ばすまでは同じだが、今回の罪人は被害者達をダイヤモンドに変えていた事もあり、炭素がダイヤモンドになる際に必要な高温高圧を味わわせるべく、伸び切った四肢を鉄骨圧延装置(鋼鉄製のインゴットを鉄骨に変える装置)で焼きながら叩き潰した。
経過
氷室によって依頼人を紹介された伊集院は、彼女から恨みを託されるや流川に命じて情報収集を行い、今回の罪人が江島であると突き止めた。
早速江島の確保に向かった伊集院達だが、なんとそこには京極組の久我と食客である新城がいた。新城は「気に食わない」と伊集院に襲いかかり、伊集院は応戦。しかしその戦いは久我のインタラプトで決着がつかずに終わった。とはいえ、標的が被っていたというわけではなく、伊集院の標的と京極組の標的がビジネスパートナーだった為にカチ合っただけだった。続いて伊集院と流川は新城を伴ってカチコミ。新城が江島のビジネスパートナーである半グレ組織「顎亜(ガクア)」を電動カッターでぶつ切りにして抹殺。その隙に流川が江島を確保した。
拷問室に叩き込まれた江島は何をせずとも起き、ギャーギャー喚き散らしたが、伊集院は全ての指を指粉砕機で単純に破壊して黙らせ、悔恨の念を問うた。しかし江島の返答は「醜く、輝きの一つもないおいぼれどもに生きる価値など無いから、価値のあるダイヤにして幸せにしてやった」という、伊集院をして「何だこの答えは」と絶句させる酷い戯言だった。これにキレた伊集院達は早速刑を執行に移した。
3m以上に伸びた上に四肢を高温高圧によって完全に破壊された江島は「こんな私刑など違法」と自らの悪行を丸々棚上げした助命嘆願を口にした。しかし伊集院は「一理あるが知った事か」とその助命嘆願を切り捨て、「俺にとって、拷問されて苦痛と恐怖に怯え悶え苦しむ外道の目はダイヤモンド以上に輝いて見える」「もっと痛みを与えるからもっと輝け」と言い放ち、江島を完全に絶望させた上で拷問を続行。最終的に江島はダイヤモンドにならず、醜く壮絶死を遂げた。
今回の登場人物
- 江島喜美恵（えじま きみえ）
今回の断罪対象。元看護士の宝石マニアで、格安老人ホームを経営しており一見慈悲深い女性を装っているが本性は身の丈に合わない拝金主義で看護師時代から違法薬物の売買に身を染めており、経営する老人ホームの入居者に違法薬物の運び屋をさせた挙句、用済みになれば殺害してその遺体をダイヤモンドに変えていた女外道（流川が集めた情報曰く「宝石漁りだけではなく男漁りもしていた」とのこと）。尋問の際は、「しわくちゃで何の価値もない老いぼれは宝石に変えたほうが幸せ」とほざいた為、両腕両足を3メートル越えまで引き伸ばされ、両腕を拘束プレス機で潰され続けて地獄に落ちた。
- 宮城久乃（みやぎ ひさの）
今回の被害者かつ依頼人。70歳の品のある雰囲気の老婆で、実は事務所以外の場所で話を聞く依頼人ではシリーズ上初の高齢者でもある。子供が出来なかったものの45年間連れ添った夫・誠とともに穏やかに人生を過ごしていた。しかし、余生を過ごすために江島が経営する老人ホームに入ってしまったのが不幸の始まり、トイレから帰ろうとしたときに偶然江島の本性とも言える話を立ち聞きしてしまい、誠とともに逃げようとしたがそれに気づいた江島たちに暴行されて意識を失った後、手術台の上で夫とともに拘束され目の前で誠を毒殺されたが誠が最後のあがきで縄を切ってくれたおかげで部屋から飛び降りて脱出を図ることが出来た。
飛び降りで追った怪我でその場に倒れこんだところを久我に発見され、氷室のところに運ばれて命は取り留め、氷室を通じて伊集院に依頼を持ち掛けた。依頼完了後は無事完了し、夫の分まで余生を過ごすことを決める。
- 宮城誠（みやぎ まこと）
今回の被害者で、45年連れ添った久乃の最愛の夫。
最愛の妻である久乃と余生を過ごすために、江島の経営する老人ホームの入居を決めたが江島の本性を知った久乃に起こされ、話を聞いて久乃を信じて脱出しようとしたが江島たちに暴行された後、手術台に拘束された後劇薬を注入されて殺されてしまう。しかし、最後のあがきで久乃が逃げられるようにメスを奪い取って彼女を拘束していた紐を切った。そして最期に「ありがとう、幸せな人生だった。生きてくれ」と久乃に言葉を残し、息を引き取ってしまう。
余談
今回、京極組から久我虎徹が3度目の登場。京極組で久我以外の人間が伊集院シリーズに3度登場したのは佐古大和・守若冬史郎に続いて2人目となる。
現在は京極組の客人格である新城杏太郎が出る事になったが、その担当声優である西村隆主氏が伊集院シリーズに出るのは智也以来である。
関連タグ
戦車圧し潰しと投げナイフ射殺→人間完全破壊装置→[[]]
