概要
CV:土師孝也
『機動警察パトレイバー』に登場する内海の懐刀。
「シャフト・エンタープライズ・ジャパン」企画7課所属。
切れ長の眼に丸眼鏡をかけた男性。一人称は「僕」。
内海に関わる汚れ仕事を一手に引き受けており、目的のためには手段を選ばぬ現実主義的で冷徹な人物(内海の「手段の為には目的を選ばない」性格とは好対照で、それゆえに脇の甘い主の補佐役としては適任)。内海が一時期ブラジルへ左遷されている間、企画7課の課長代理を任されるなど、内海の信頼も厚い。
野明やバドには及ばないが、レイバーの操縦技術も高く、水中仕様のグリフォンで警察の目をかいくぐって、水没していたASURAシステムを廃棄物13号が蠢く海中から回収している。
詳細な経歴は漫画版でも明らかにされていないため不明だが、内海に対しては絶対的な忠誠(もはや愛に近いものがあるような感じすら受ける)を誓っており、彼に不利益をもたらそうとする者(あるいはその原因となりそうな者)は、それがたとえ内海自身が必要としている相手(熊耳やバドのような)でも容赦なく排除しようとする。
実際、作中では熊耳に対して(空砲とはいえ)ためらいなく発砲しているし、言うことを聞かないバドを殴りつけ、その後彼の処遇(もう必要ないから処分するという趣旨)についての会話を盗み聞きされたが原因でバドに逃げられ、野明に保護されるという事態を引き起こしている。
意外と武闘派らしく、着替えシーンでは肩に生々しい傷痕が確認できるほか、銃器の扱いにも慣れており、逃走時に警備員を叩きのめしてから銃を向けて威嚇したり、内海を刺したSSS残党のジェイクをその場で射殺したりしている(本人はその後逃走し、警察も捕捉できていない)。
TVアニメ版では、電子戦のデータ収集用実験レイバー『ファントム』の運用を主導し、本命のグリフォンに先駆けて特車二課と2度鉾を交えるなど、内海やバドよりも出番が多かった。
余談
椎名高志の漫画作品『GS美神』に彼がモデルのクロサキというキャラクターがいる。