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アンメット-ある脳外科医の日記-の編集履歴

2024-06-05 11:10:42 バージョン

アンメット-ある脳外科医の日記-

あんめっとあるのうげかいのにっき

『アンメット-ある脳外科医の日記-』は、原作:子鹿ゆずる、漫画:大槻閑人による日本の漫画。

概要

『アンメット-ある脳外科医の日記-』は、原作:子鹿ゆずる、漫画:大槻閑人による日本の漫画。元脳外科医である子鹿は、本作がデビュー作となる。自身の経験に基づき、「作品を通じて多くの人に脳障害の理解を深めていただき、脳障害者が過ごしやすい社会の実現にわずかでも協力できれば嬉しい」との思いから執筆しており、作品には患者や家族や医療福祉スタッフに「勇気や希望を届けたい」という願いが込められている。

コウノドリ』の鈴ノ木ユウも「面白い脳外科医の漫画」と評価している。


2024年4月にフジテレビ系列で実写ドラマ化。主演は杉咲花。主題歌は、あいみょんの「会いに行くのに」。


登場人物

丘陵セントラル病院

救急部と脳外科を兼務する女性医師。

2年前の不慮の交通事故により「前向性健忘」という記憶障害となり、事故を含む約2年間のことが思い出せなくなり、昨日のことも覚えられなくなっている。自分自身のことを忘れないためと生活を維持するために、毎日日記をつけている。

記憶障害が原因で手術等の医療行為が不可能であり、看護助手としての診察が主な業務となっている。

しかし、三瓶の説得と主治医である大迫の許可により「誰かが付き添うこと」「無理しないこと」という条件付きで医療行為が可能となった。

抗てんかん薬を服用している。本人は理由を把握していないが、三瓶曰く「過去にてんかん発作を起こしている可能性がある。」とのこと。しかし、血液検査の結果、三瓶は抗てんかん薬の含有量が少ないことに気づいた。

その結果、主治医の大迫に疑問を持ったのか抗てんかん薬の服用を一日だけやめたところてんかん発作が発生。それを機に抗てんかん薬を服用させた大迫の診断結果が正しいことを理解し、服用数を増やしたところ健忘の症状が改善した。その一方で、記憶錯誤の症状が出てしまった。しかし、何とか折り合いをつけることができ、その症状も徐々に改善の兆しを見せている。


ミヤビの同僚。海外留学の経験もあり、フィラデルフィアでは日本の医者が40年勤務して辿り着く手術件数をわずか数年で成し遂げている。俗にいう「ワーカホリック」であり、病院を生活の場としている。記憶障害になる前のミヤビとは婚約関係にあった。

しかし、その関係性を捨ててあくまで同僚として彼女をサポートしている。(この件をミヤビに告げる際も「今から話すことは日記に書かないでください。」と前置きしていた。)

主治医の大迫の許可を得ずにMRI検査を強行し、記憶障害の原因が脳にはないという見解を示した。また、ミヤビが服用している抗てんかん薬の含有量の少なさを指摘し、大迫がてんかん発作を本人に伏せたまま、意図的にてんかん性健忘を引き起こさせていたと疑っている。

また、日本の医学界の法令を無視して道義を優先する傾向にあり、部外者であるにもかかわらず助手に変装して手術室に侵入、そのまま関東医科大学の患者を手術するという下手したら首が飛ぶ程のやらかしを行っている。しかし、当の本人は自身の腕に自身を持っており、反省する様子はなかった。


脳外科を兼務している救急部長。楓とは同期。

自分の専門領域しか診られない医師を嫌っており、総合的な知見が豊富。

三瓶とミヤビの関係性についてある程度察している。


看護師長であり、医療安全委員会に所属。そのため、普段からかなり指導が厳しい。かつてはミヤビの指導にも当たっていた。そのため、ミヤビの事情を把握しており、配属当初の三瓶にミヤビが医療行為を禁止されていることを伝えていた。

過去にオペ看として手術に立ち会った際に医師同士の連携が取れておらず患者を死なせてしまった過去があり、それ以降リスクヘッジを最優先に意識するようになった。


院長。津幡とは知己の関係であり、互いに信用している。

決断力が乏しく、頼まれると断れないお人好しな性格。

過去に外科医として手術に立ち会った際、医師同士の連携が取れず患者を死なせてしまった過去があり、一時は医師を辞めようとしたものの、津幡の説得を受け辞職を思いとどまり津幡にリスクヘッジの徹底と指導を頼んだ。


麻酔科医。学生時代は「女帝」と呼ばれていた。売店のサラダのバリエーションが少ないことに不満を持つ等庶民的。



関東医科大学病院

関東医科大学脳外科教授で、ミヤビの主治医。ミヤビとは幼少期から顔見知りであり、家族ぐるみの付き合い。

三瓶のことを極度に嫌っており、三瓶が研修医の頃に彼を指導した経験を踏まえ、彼のことを「患者に軽々しく希望を見せる危険な医者」と評している。

ミヤビから育てきれなくなった観葉植物を押し付けられているため、教授室は観葉植物で溢れかえっている。

しかし、三瓶から彼女の脳波データを意図的に削除していること、低濃度の抗てんかん薬を出していることを指摘され、「意図的にてんかん性健忘を生み出していたのでは?」と疑われたが、「彼女が偏見に晒されることなく医師として働けるように」と説明した。

後に濃度を高くしたところ記憶錯誤の症状が出たため、彼の診断は間違っていなかったといえる。本人も「模索してやっと見つけたベストな量だった。」としている。


血管内治療を得意とする脳外科医。星前とは同期。病院の合併により麻衣と結婚した。実家は病院だが8億もの負債を抱えており、秀雄に近づいたのも支援を受けてもらうためである。

その後、麻衣から婚約破棄を切り出されるも、自身の想いを伝えたことでよりを戻した。


関東医科大学同窓会長・秀雄の孫娘であり、楓の妻。半ば政略結婚に近い形のため、楓に対する愛情は殆ど無い。しかし、自身よりも患者のミヤビを度々心配する楓を見て嫉妬心を募らせている。

また、楓や彼の実家の尊厳を父や祖父が踏みにじろうとしているのではないかと不信感を募らせている。

そして、楓のために別れを切り出したが、彼の想いを理解したことで自分の立場を捨てて彼に着いていく決意を固めた。


麻衣の祖父であり、関東医科大学同窓会長。楓に論文の提出を条件として提示し、麻衣との結婚を約束させた。しかし、目的は綾野病院にある90床のベッドであり、それら全てを回復期医療用として活用し地域構想事業の参入を目論んでいる、

どうやらミヤビの前向性健忘に興味を持っているようで…。


その他

ミヤビたちがよく行く料亭居酒屋「たかみ」の店主。脳外の飲み会も度々ここで行われており、1品をよくサービスしてくれる。後に骨髄腫の影響で嗅覚神経が圧迫されていたことが発覚。そのせいで嗅覚に支障が出て味付けが濃ゆくなるなど影響が出始めていたが、ミヤビ達の勧めで手術を受けることを決断した。そして、手術の結果以前のようにはいかないもののほぼ影響なくこれまで通り料理を作ることができるようになった。


武志の妻。料亭居酒屋「たかみ」の女将。料理については武志よりも劣るが、筑前煮が得意料理らしく、夫やミヤビは絶賛している。


余談

三瓶役の若葉氏とミヤビ役の杉咲女史はNHK連続テレビ小説おちょやん』、映画『市子』に続き3度目の共演となる。

また、本作での共演を機に距離が縮まったらしく、週刊誌に交際疑惑をスクープされている。


また、第7話に若葉氏と数々の作品で共にした盟友でもある今泉力哉監督がゲスト出演。ちょうど今泉監督が担当した映画『からかい上手の高木さん』の公開日が近かったこともあり注目を集めた。


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