フィッツジェラルド(文豪ストレイドッグス)
ふぃっつじぇらるど
それがどうした 俺はフィッツジェラルドだぞ。
プロフィール
概要
組合の団長。スーツを着込んだ端正な顔立ちの男性。
フルネームは「フランシス・スコット・キー・フィッツジェラルド」。
徹底した能力至上主義を貫き、任務に失敗した部下を用済みとして排除することを公言している。
その一方で、敦に敗北したモンゴメリの組合残留を許したり、部下の被害が最も少ない作戦の立案をオルコットに命じたりと、部下思いな側面も覗かせる。(ただし温情は自分の部下にのみ向けられており、自分と無関係の人間がどんなに被害を受けても意に介さない。)
又、家族愛も非常に強く、娘を亡くして以降、娘は海外に留学中という妄想から抜け出せない妻ゼルダの為に、横浜にあるとされる「本」を手に入れ、娘を生き返らせようと画策する。
劇中での活躍
中島敦が「本」の在処を示す『道標(タイガービートル)』であるという情報を何処からか入手。
『白鯨』を横浜に墜落させようとした際に、敦と芥川の二人と戦い、死闘の末に力尽きて『白鯨』から落下した。
その後は横浜のスラムで廃人同然の生活を送っていたが、組合の遺産を狙う犯罪者集団に襲撃されたオルコットを助けたことで覇気を取り戻す。
そして、株価操作で警備会社『マナセット・セキュリティ』の経営権を手に入れ代表に就任し、異能特務課買収に必要な500億ドルの獲得を目指す。
異能力
能力名 | 華麗なるフィッツジェラルド(The Great Fitzgerald) |
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解説 | 消費した金額に応じて自分の身体能力を強化する |
元ネタ | F・スコット・フィッツジェラルドの小説『華麗なるギャツビー』(The Great Gatsby) |
自身に金額を支払う事で、その分の身体強化を行える能力。劇中では10億ドル$(日本円にして約1570億円)を消費し、敦を一撃でダウンさせたり、芥川の羅生門で使役された黒布を引き千切るなど力技も披露している。機能上昇に限界はなく、上記の解説にもあるように消費した金額が高ければ高いほど、より強い能力上昇効果を得られるというもの。
弱点としては燃費が非常に悪い事だろう。あくまで身体強化は、ほんの一瞬のみに能力が作用するので持続的に能力を行使する、つまり、金額を消費し続ける。それもかなりのスピードで消費していく為、長期戦には向かず空中要塞『白鯨』にて新双黒と相対した時には序盤は二人を圧倒するものの自身の資産・残高が底をつき、最後は力の競り合いにて押し負け、敗北した。
また、とある場面でセント単位での金額で能力を発動した際は大して強くもならず、それでいて数秒で効果が終了するなど恐ろしく燃費が悪いことが随所からうかがえる。フィッツジェラルド本人の素のフィジカルは大して高くないようなので、所持財産がものを言う異能力である。