カードとしての能力
クリスタル・メモリー R 水文明 (4)
S・トリガー
自分の山札を見る。その中からカードを1枚選び、自分の手札に加える。その後、山札をシャッフルする。
概要
デュエル・マスターズのDM-01、つまり、第1弾で登場した呪文。
初期の頃から様々なデッキで採用されている、初代サーチ呪文。対象に指定がないので、クリーチャーや呪文はもちろん、後に登場したクロスギアやD2フィールド、オレガ・オーラなどもサーチすることが可能。
他の多くのサーチカードと異なり、手札に加えるカードを相手に見せなくてよいという利点もある。
手札の量よりも質が重視されるデッキ、1枚差しが多いハイランダー気味のデッキで良く採用されやすい。殿堂入りしていて、デッキに1枚しか入れないカードも簡単にサーチが出来る。
後に上位互換としてツインパクト版が登場……したのだが、【ウォズレックバジュラズテラ】【悠久弾幕】【ライベルモットループ】では、前者二つはクリーチャー面であることが邪魔になってしまうということ、後者はそもそもクリーチャー面を使わないことが多い(メジャーなサイバー・I・チョイス型では一切攻撃する必要がないため)ということで、このカードが使われることもある。そのため、環境で活躍している時期は非常に長い。
余談
- ちなみに、DM-01に収録されたカードの中では最強であるという評価もある。確かにカード指定サーチなので新しいカードタイプが登場しても腐りにくく、S・トリガーも付いているので【速攻】にもある程度有利である。そもそもDM-01で登場し、20年経った現在でも長く使われているカードは非常に少ない(それ以外だと凶戦士ブレイズ・クローが有名か)。
- このカードの効果を内蔵したクリーチャーとしてルナ・ブライトホークとシンカイサーチャーが存在する。コストが大幅に増えたが、クリーチャーのためバトルゾーンに残る利点があるので、デッキの性質で選ぶと良い。
- メイン画像のイラストは、ハタパグ氏(pixiv)が描いたイラストである。なお、このイラストのクリスタル・メモリーは、DMEX-01「ゴールデン・ベスト」で収録されている。
- TCG版では活躍していたカードであるが、意外にもデュエル・マスターズ プレイスでは2024年6月現在も実装されていない。
- なぜ実装されていないのかという理由としては「探索」との相性の悪さもあるだろう。対象となるカードが4種類以上あった場合、その中から3種類がランダムで探索されるというシステムなのだが、このカードは好きなカードを1枚手札に加えることが出来る、つまり、全てのカードが対象になってしまい、普通のデッキでは最低でも10種類以上も対象になってしまい、TCG版とは異なって狙ったカードを手札に加えることが出来ないため、「探索」の仕様との相性がかなり悪い。それもあって、このカードがプレイス版で実装されていない理由になっているのだろう。
- 実際に同じく山札サーチ能力を持っているディメンジョン・ゲートや鳴動するギガ・ホーンは、プレイス版では「探索」仕様に変更されたことで非常に使いにくくなってしまっている。