概要
ブルーアーカイブにおける先生の性別を女性と解釈すること。
解説
一般的であるデフォルメされたアロナの似顔絵の先生は、少々気持ち悪く変態に描かれていることも多く、存在自体がギャグである一方で見るのが辛い、ということがある。そこで可愛い女の子同士でキャッキャしてる方が良い、という人に非常にウケが良い。
これはゲームの性別選択における「これから何時間もゲームするのに、男の尻ばっかり眺めたくない!」問題に近しいところがある。
もちろん百合作品が好きな人にもウケがいい。
一方で、先生を自身を投影する対象として見た際には、性別の不一致から投影が出来ない男性が一定数発生する。そのような男性からはややウケが悪い。(もっとも男性にした所で今度は女性が投影しにくくなるだけなので解決しようのない問題である)
自身が描きやすい、ターゲット等を考えた上で性別をセレクトして先生を描こう。
日本版における経緯
『ブルーアーカイブ』原作ゲームにおけるプレイヤーの分身「先生」は、シナリオ内で明確な性別・年齢等の描写をあえて避けられている。
(エデン条約編において聖園ミカが「あんまり私たちと変わらない感じ」と述べるなど、間接的な言及に留まる)
公式のビジュアル設定は(デフォルメされたアロナの似顔絵、逆輸入としてのバレンタインチョコを除いて)存在せず、シナリオディレクターIsakusanによって「いかなる形であれ姿を描く予定は無い」と断言されてまでいる。
日本語版の一人称も中性的な「私」であり、諸々の選択肢における口調についても概ね女性と想定して違和感の無い内容となっている。
- Isakusanへの公式インタビュー動画(韓国語音声・英語字幕)やインタビュー記事(韓国語)によると、原作ゲームにおける「先生」はプレイヤーの分身であるため、意図的に性別などを明確にしないよう描いているとのこと。
- 「本質的には、先生はゲームを遊ぶプレイヤーを象徴しています。だからこそ多くの詳細が不明なのです。年齢や性別も含めて。ですから、先生のことをプレイヤーである自分自身だと思ってください」
- 「もちろん先生が特定の性別に感じられたり、あるシナリオでは救いようのないオタクに見えたり、あるシナリオではまるで聖人のように見えたりすることもありますが……結局、先生はこのゲームを遊んでいるユーザーの皆さん自身と思われることを願って物語を構成していることをお伝えします」
日本語版における口調や一人称についても、女性プレイヤーでも感情移入に支障が出ないよう配慮したローカライズの結果であると考えられる。
Pixiv上ではタグ分けされているが、「先生」自体の総論・設定は女先生であっても男先生であっても百科事典「先生(ブルーアーカイブ)」記事で完全に共通しており、一方が公式/非公式というわけではない。
アニメ版や漫画版では
一応、アニメや漫画では見た目を男性として描かれている。しかし媒体によって先生の見た目も異なっており、男性であることを決定づけているわけではない。
グローバル版では
Isakusanのインタビューが公式チャンネルに掲載されているグローバル版では、日本版ユーザーよりもプレイヤーと「先生」の一体化に関する認知度が高い。
当記事の英語版でも"The Female version of Sensei if player is Female in Blue Archive."(ブルーアーカイブでプレイヤーが女性である場合の女性版先生)と簡潔に説明がなされている。
関連イラスト
関連タグ
先生(ブルーアーカイブ):「先生」自体のゲーム内描写はこちらを参照。
ショタ先生(ブルーアーカイブ):同様に曖昧さを利用して先生を幼く描写したもの。
女教師:女先生(ブルーアーカイブ)の創作において多くの場合外見のモチーフとなるキャラ属性。
他作品での類似タグ・キャラクター
他作品でも主人公の性別を女性として捉えるのは稀ではない。
- 女性提督/女性P/女審神者/女性指揮官(ドルフロ)/女性指揮官(アズレン)/女司書/女トレーナー
- アティ/ベレス:『サモンナイト3』『ファイアーエムブレム風花雪月』より。女性の先生(教師)であるRPGの主人公キャラクター。