演:中山義紘
概要
『仮面ライダーガッチャード』の登場人物。鶴原錆丸の兄。
現在は「金剛ラボラトリー」の主任研究員として勤務している。
大人しい錆丸とは対照的にぶっきらぼうな性格で舌打ちをしたり口も悪い皮肉屋と言動も荒く、こちらも対照的。
しかし、別に人当たりが悪い訳では無く、自身の開発したアイザックについて、目を輝かせながら宝太郎に語っている他、宝太郎の「ガッチャンコ」という表現を即座に理解している。また、アイザックを「人とケミーの共存の為」に製作しており、その志は宝太郎に近いものがある。
どうやら兄弟仲は良くないらしく、弟には荒んだつっけんどんな態度を取る。弟曰く「幼少期はそんなことはなかった」らしい。
カメドーンと関係があるようだが…?
動向及び過去との葛藤
実は、カメドーンは錆丸と鍵一が共同で創り出したケミーであった。
しかし、ケミーの錬成自体禁忌であったこと、所長の真美が当時グリオンの研究に心酔していたこともあり、悪用されないようにこの件を内緒にするよう錆丸と約束。自身は弟を守るために研究を引き継ぎ、カメドーンを管理していた。弟へのつっけんどんな態度も全ては錆丸をグリオンの魔の手から離すためだった。
しかし、グリオンは彼に精神攻撃をかけることでカメドーンを生み出した弟・錆丸への嫉妬、錆丸の成果を横取りする形になってしまった後悔、自身が生み出した研究に価値は無いという絶望をさらけ出させ、カメドーンマルガムへと変貌させた。
グリオンの目的も実はカメドーンではなく健一のアイザックであり、奪われたアイザックは錬金術でドレッドライバーに生成、そのままドレットルーパー・零式に錬成されてしまう。
マルガムへと変貌した鍵一は、身体を制御できず仮面ライダーレインボーガッチャードと交戦するが、錆丸がドレットルーパー・零式と交戦している姿を見てこれまでの心境を吐露。しかし実際は、カメドーンが生成された際、実は健一のアルケミストリングも同時に光っていたことを錆丸が伝え、カメドーンが2人にとっての"思い出"であることを再認識。カメドーンマルガムは機能を停止し、「レインボーフィーバー」を受けたことで救い出された。
その後、蟠りが解けたことで再びカメドーンと会うために研究を続けることを弟の前で宣言した。
なお、錆丸のアイザックは彼の幼少期に健一が手渡した試作機で、鍵一の人格をコピーしたものであるため、健一と同じ毒舌であることが43話終盤に明らかになった。