曖昧さ回避
概要
てんとう虫コミックス22巻及び、藤子・F・不二雄大全集7巻に収録「ジャイ子の恋人=のび太」に登場。
名前通りタコの形をした道具で、この道具から吐き出されるスミをかけると誰からも嫌われてしまう。
その効き目はスミをかけられた直後から発揮するなど強め。
名前の由来は京都弁で「好きではない人」「好きになれない人」を意味する「すかんたこ」から。
スミの効果の持続時間は明かされておらず、不明。
ちなみにアニメ化の際のカラーリングは、1980年版が赤、2005年版が薄紫、2018年版が濃いピンクになっている。
またドラベースでは日本縦断トーナメント2回戦の江戸川ドラーズVS西表マングローブス戦で使用可能な道具のひとつとして登場。
しかし誰かの四次元ポケットから脱走してしまったようでスズえもんがうっかり踏んでスミをかけられたため相手守備陣から嫌われタッチされぬままホームイン。得点にはなったがチームメイトからも嫌われてしまう悲劇のヒーローとなってしまった。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1980年6月4日に、水田版は2005年9月9日及び、2018年8月3日にそれぞれ放送している。
1980年版
- サブタイトルが「スカンタコ」に変更。
- ママがジャイアンを招き入れるシーンはカットされている。
- 空地で告白の練習をした際、ジャイアンは丸太でのび太の頭を叩いている。
- ママがほうきでのび太を追い出すシーンはカットされている。
- のび太はジャイアンと道中で会っていていたため、玄関から蹴り出される描写は描かれていない。
- 本編終了後のショートアニメは、スカンタコを持ったドラえもんとのび太が互いの顔に墨を吹き付け、互いに険しい顔になりそっぽを向くというものだった。
2005年版
- 待ち伏せしてジャイ子を見た際のドラえもんの台詞は「ジャイ子ちゃん!」に変更されている。
- ジャイアンはのび太をジャイ子の部屋まで案内している。
- 帰ろうとするのび太を捕まえた時、ジャイアンは背中を掴んでいて怒ってはいなかった。またこの後のジャイアンの台詞のうち、「殺してやる」は「メッタメッタにしてやる」に変更され、告白のコーチを買って出た際は道端の花を摘んで嗅ぎ、練習の際中殴ってはいなかった。
- 告白の練習を見て勘違いし、慌てた拍子に木にぶつかっている。
- スカンタコの効果でドラえもんは原作以上に怒っていて、逃げ出したのび太は階段から転げ落ちている。またママはのび太に座布団を投げていた。
- のび太がやって来た時ジャイアンはまだ勘違いに気付いておらず、ジャイ子から書いた漫画を見せられてようやく気付いた。
- ラストではしずかだけでなくハトも逃げ出していて、ドラえもんはタケコプターで上空から様子を見に来ていた。
2018年版
- 冒頭ドラえもんは新しいどら焼きが出たことをのび太に話していた。
- ママは玄関先でジャイアンを招き入れている。
- ジャイアンが話したジャイ子の奇妙な動向は回想シーン付きで描かれている。
- ジャイ子は突き放すような言い方でのび太に帰るよう言っている。
- しずかは公園にスケッチに行こうとしていたため、のび太はスケッチブックを取りに帰っている
- 2005年版と同じくジャイアンはのび太を見つけた際、掴みかかってはいない。
- スネ夫は空地に通りかかった直後に告白の様子を目撃していて、木陰には隠れていなかった。
- スカンタコの効果でのび太は犬にも吠えられている。
- しずかは公園の噴水に座りスケッチをしていた。
関連タグ
ムシスカン…似たような効果の道具