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女子プロ野球の編集履歴

2024-08-14 13:53:11 バージョン

女子プロ野球

じょしぷろやきゅう

女子だけで行われるプロ野球。歴史は意外と古い。

概要

1875年に、アメリカで女性のプロチーム「ブロンズ Blondes」と「ブルネッツ Brunettes」が誕生。しかしレベルが低く数試合で解散。

その後1890年代に全米で女子野球ブームが起こり、第二次世界大戦下の1943年には全米女子プロ野球リーグ(AAGPBL)が発足し、1954年まで運営された。これを題材にしては1992年に製作されたアメリカ映画『プリティ・リーグ』(原題: A League of Their Own)が公開され、その活動が広く知られることとなった。1994年には40年ぶりに「コロラド・シルバービュレッツ」が結成され、1998年にはプロリーグ(Ladies League Baseball)も復活したが長くは続かず解散。

国際大会も2001年から2004年に世界大会(年一回)、2004年からは隔年開催のワールドカップが行われている。最多優勝は日本で、6連覇を果たしている。


日本でも1950年にはプロリーグである「日本女子野球連盟」が発足されたがノンプロに移行。

1959年に「日本女子野球協会」が設立されリーグが存続されたものの、1967年を最後にリーグ戦休止、消滅。

2009年に「日本女子プロ野球機構(JWB)」が発足され、2010年より関西基点で女子プロ野球が日本で復活した。元近鉄バファローズ太田幸司がスーパーバイザーを務めている。

しかし、後述のように資金難などで、こちらも10年で休止に追い込まれてしまった。現状、女子野球のプロリーグは存在しないが、一方で2020年以降、阪神タイガース西武ライオンズ読売ジャイアンツなど既存のプロ球団が女子野球に参入を始めている。多くはアマチュアのクラブチームだが、今後に向けて明るい兆しとなるかもしれない。



日本女子プロ野球機構(JWB)

2009年設立。『わかさ生活』を株主として設立された。

長い間、4球団でやっていたが、2019年8月26日に行われた記者会見で、「4球団を運営するために株主であるわかさ生活1社だけで100億近い費用を投じており、今のままだと来年以降のリーグ継続は困難だとして企業や団体に対して、新規参入を呼びかける」事態に。

11月にはリーグ所属選手71人の約半数にあたる36人が今季限りで退団すると発表。退団後は引退かアマチームに活躍の場を移すことになると思われる。

2020年は残った選手と新入団選手でリーグ戦を開催したものの、リーグ戦終了後に引退・退団者が相次ぎ、所属選手が若干名となったため、2021年はリーグ戦を行わないことを発表、後に活動停止した。


参加チーム

  • 京都フローラ

本拠地:京都府京都市

京都アストドリームス(2010-12)→ウエスト・フローラ(2013・14)が前身。2018年は元オリックス・ブルーウェーブ川口知哉が監督を務め、リーグ優勝を果たす。

  • 愛知ディオーネ

本拠地:愛知県一宮市

兵庫スイングスマイリーズ(2010-12)→サウス・ディオーネ(2013・14)→兵庫ディオーネ(2015-17)が前身。

  • 埼玉アストライア

本拠地:埼玉県さいたま市

イースト・アストライア(2013・14)が前身。川端友紀(東京ヤクルトスワローズ所属の川端慎吾の妹)が所属。2018年は元読売ジャイアンツ辻内崇伸が監督を務めた。

  • レイア

本拠地:京都府城陽市

大阪ブレイビーハニーズ(2012)→ノース・レイア(2013・14)→東北レイア(2015)が前身で2015年から「育成型チーム」(いわゆるアカデミーチーム)に転換。



題材にした作品


外部リンク

日本女子プロ野球機構

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