概要
経歴
大阪府出身。
和歌山市立和歌山商業高等学校(市商、現和歌山市立和歌山高等学校)から2005年高校生ドラフト3位で村中恭兵、水野祐希とともに東京ヤクルトスワローズに入団。
ルーキーイヤーから一軍デビューを果たし、3年目の2008年に一軍定着。そして2011年には遊撃手のレギュラーに定着したが、2013年以降は三塁手へとコンバート。現在はヘルニアの影響もあり、守備に着く際は一塁手を守っている。
2015年は前半は3番、山田哲人が調子をあげて以降は2番に固定されて安打製造機となった。最多安打と首位打者のタイトルを獲得し、14年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
2018年は開幕直後の試合で頭部死球を受け、暫く打撃不振に陥ったが、七月頃から回復。最終的には打率.259を記録した。
2019年、2020年はヘルニアにより本来の能力が発揮できず、出場数が激減。打率も2年連続で2割を切った。
2021年は主にチャンスの場面で代打の切り札として活躍。この年に記録した代打30安打は、NPBにおける代打安打記録第2位となった(1位と1本差)。勝利打点を複数回上げ、6年ぶりのリーグ優勝に前回とは違う形で貢献した。
また、日本シリーズでは右脚の肉離れを抱えながらも第5戦、第6戦に代打で登場。第6戦では日本一を決定づけるタイムリーを放った。
プレースタイル、特徴
高い打撃センスを持っており、入団当初からパワー、スイングスピード以外の打撃はほぼ完成されていた。守備面では、安定した送球とゴロの捕球能力を誇っていたが、守備範囲の狭さ、ショートとしての肩の弱さがネックとなっていた。更に故障により守備力が低下。最終的に三塁にコンバートされる。
2021年以降は負傷を考慮してか、出番は基本1打席のみ、打った後は代走が用意される、代走がなくとも守備にはつかないというパターンでの起用が増えた。
天才的なバットコントロールの持ち主で、バットの芯に当てる技術が非常に高い。厳しい球をファウルにして甘い球をヒットにすることが出来やすいことから、ファンから「天才打法」と称される。必然的に他の打者よりファウルが増え、打席に立つ時間が増えるため、山田哲人から「遅延行為」と評されたことも。
整った容姿から「ツバメのプリンス」と称されている一方、幾度なく怪我に悩まされてきたために「ガラスのプリンス」と比喩されることも。2021年に「代打の神様」として注目されて以降は、プリンスよりも此方の印象をクローズアップされることが多い。(また、年齢も30代を越えていることからプリンスの印象が薄くなるのも無理はない。)
実妹の川端友紀も『埼玉アストライア』所属の女子プロ野球選手であった。