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ナゾナゾ博士の編集履歴

2024-08-15 13:50:21 バージョン

ナゾナゾ博士

なぞなぞはかせ

ナゾナゾ博士とは、漫画「金色のガッシュ!!」及びアニメ「金色のガッシュベル!!」に登場するキャラクターである。

「私の名前はナゾナゾ博士。なんでも知っている不思議な博士さ」


「良き王が国を治めれば、たくさんの命が救われる… 医者では救えん命もたくさん生きる!!」

「まだまだキッドには、教えねばならんことがある… だから… 寝ててはいかんのだ…」

「キッドの暮らす国を幸せに…」

「ワシのかわいい孫の未来を…」


プロフィール


(公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」から引用)


誕生日6月1日
年齢67→68歳→80歳(続編「金色のガッシュ!!2」)(※注1)
血液型O型
身長180cm
趣味読書、情報集め、旅
好きな食べ物寿司、ポタージュスープ、チャーハン
好きなタイプ楽しい子
国籍不明(※注2)
職業元医者(※注3)
本名???(続編「金色のガッシュ!!2」におけるネタバレを含むので後述)
CV納谷六朗(アニメ版)/山寺宏一(スマホゲーム「金色のガッシュベル!!永遠の絆の仲間たち」)

(※注1):石版編時点で発売された公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」では67歳と表記されており、原作終盤(クリア編)では明確に1年以上経っているため。

また、続編第20話にて「金色のガッシュ!!2」の世界が前作から約13年後(クリア編からカウントした場合は約12年後)であることが明示されたため。


(※注2)公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック」では「不明」と記載されており、その後の本編でも公式書籍でも国籍は明言されていなかったが、続編「金色のガッシュ!!2」における描写も踏まえるとアメリカで確定。


(※注3)公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」の39ページに記載されている。尚、公式情報として本編での現職は明かされておらず、ネット上で偶に書き込まれる「資産家」はあくまで読者の想像なので注意。こちらも続編「金色のガッシュ!!2」における職業はネタバレを含むので後述する。


概要

100人の王候補の一人・キッドの本の持ち主。


ガッシュの味方となったメンバーの中では最年長であり、石版編・ファウード編において何度もガッシュ陣営を支えてくれた「今作における裏方代表」の一人


人物像

容姿

ウェーブのかかった白髪に長い髭、右目のモノクル、そして頭頂部に黄色い「?」マークが付いた黒のシルクハットが特徴的。

公式ファンブック「金色のガッシュ!!まるかじりブック2」では、作者の雷句先生が「眼鏡は顔にくっついているが、『?』の部分はハットに付いているのではなく浮いている」と回答している。独自の超技術か何かを搭載しているのだろうか…?


上述の通り60代後半ながら身長も非常に高く、いつも背筋を伸ばして堂々と振る舞っているのもあり、謎めいていながらも頼もしい知識人といった印象を受ける。


服装は作中を通して変わらず、ストライプスーツの上に長袖ベストを着用し、膝下よりも長い大きなマントを羽織っている。

長袖ベストとシルクハットの色は原作カラーでは紺に近い青、カードゲームでは明るめの青、アニメでは黒。ストライプスーツの色は原作カラーとカードゲームでは白、アニメではグレーとなっている。

また、マントは原作カラーでは「紺色で裏地は灰がかった白」、カードゲームでは「明るい青色で裏地は紫」、アニメでは「黒色で裏地は紺」となっている。


性格

ナゾナゾ博士というだけに相当な博識であり、かつ行動力やコミュニケーションにも長けた明るい御仁


作中では他者に知識を提供してサポートしたり、力を引き出すための助言をするシーンが多く、ある種の「導き手」とも呼べる立ち位置でもある人物。


現にガッシュ&清麿には、戦いの中で魔本や術の本質について気付けるよう問いかけをしたり、デボロ遺跡までの切符を無償で手配してくれただけでなく、


「つらいときには、同じ思いを持ってる者が他にもいることを…」

「君達だけではないことを、思い出してほしい」

「きっと、元気がでるぞ」

「そう… 我々は力を合わせるのだ!」


という力強く優しいメッセージを添えてくれた。


ご高齢というのもあってか無邪気な子どもが好きなようで、登場回ではナオミちゃんや公園の子ども達に手品を披露したり、パートナーであるキッドを度々からかっては「ウ・ソ」と締めてキッドを愕然とさせる微笑ましいやり取りが多々見受けられる。


その他、「他者の潜在能力を引き出すため」「隙をつくるため」等の理由で、あえてミステリアスな言動を取ることもあり、単純な親切心だけでなく「駆け引き」という面でも他者とのコミュニケーションに優れている描写もある。


また、ただ他者へ助言し導くだけの人物ではなく、ナゾナゾ博士自身も決して悪に屈せず、自ら行動し続ける強い意志の持ち主。


「外伝 ナゾナゾ博士とキッドの光の旅」では、世界各地を巡ってもガッシュとティオ以外の仲間が一向にできず、キッドですら千年前の魔物達への抵抗を諦めかけていた時でさえ実直に調査を続け、千年前の魔物であるカマックに襲撃された際も、


「確かに今はつらい… だが、目先のつらさに負けて、たどりつくべき光を見失ってはいかん!!」

「ワシには… 光り輝くキッドの国しか見えておらん!!!」

「私の名前はナゾナゾ博士!! 我が魔物、キッドを魔界の王にすべく立ち上がった者!」

「千年前の魔物ごときに恐れを持つ程弱き者ではないわ!!!」


と啖呵を切り、キッドに勇気を与えた上で勝利したほど。


私生活

現在は何の職業に就いているのかは不明だが、住んでいる家の大きさや外観を見る限り相当なお金持ちである模様(あるいは既に隠居しており資産家なのかもしれないが、具体的な設定等が明かされていないため詳細は不明)。


現に後述のキッドとの出会いが描かれた回想シーンでは、まるで中世の城の如く大きな屋敷に住んでおり、部屋の壁一面に何段もの本棚がビッシリと敷き詰められた部屋の中で「?」マークの描かれた立派な椅子に座っていた。


他、

  • キッドと共に仲間を探して日本から南極に至るまで世界中を旅する。
  • ガッシュと清麿へ挨拶するためだけに超能力集団「MJ12」を率いて来日する。
  • ウマゴンを通じて清麿にデボロ遺跡までの切符(日本から南アメリカまで)を手配している。

等を踏まえても、やはり経済面に関しては相当な余裕があると見て間違いないだろう。


家族関係

作中では家族と共に暮らしている様子や、屋敷の外で顔を合わせている描写も無いが、ナゾナゾ博士と家族の関係性がどうなっているのかは不明となっている。


これに関して、ネット上では「孫の手術に失敗したことで、家族から絶縁を受けた」と書き込まれることもあるが、これはデマの可能性がある。詳しくは「余談」の項目を参照。


活躍

初登場は原作95話。


石版編においては、キッドとのコンビでガッシュペアと交戦。

清麿に術の秘密を示唆し、新たにラウザルクを覚醒させるという、まさに「導き手」と呼べる活躍を見せてくれた。

また、新呪文修得の際に強く大きな光を放ったガッシュ達に、ナゾナゾ博士自身も大きな可能性を感じていた。


人の心を操るゾフィスを王にさせない、孫同然の存在であり新たな生き甲斐をくれたキッドが生きる魔界の未来を良くあるものにさせるためにと、協力してくれる魔物達を集め、清麿達と戦いに挑む。


ベルギム・E・Oとの戦いで本が燃えてしまい、キッドが魔界に送還されていく中でも、戦いぬく彼の成長を感じ、自分は「今」のために知識を集めていたのだと悟る。

この戦いにおける回想にて、実は元医者であり、過去に自身の手術で孫を死なせてしまったという秘密が明かされた。


その後も大量の書物に触れて知識を蓄えてはいたが、その意味も見出せず孤独な日々を過ごしていた。そこへ訪れてきたキッドに孫の面影を感じ、彼に「踏み出してみよう」と誘われ戦いに参加する事を決めたとのこと。


最後にはキッドから共に楽しい時間を過ごしたことへの感謝を受け、新たに発現した「ミコルオ・マ・ゼガルガ」でベルギムのディオガ級呪文を打ち破り、勝利へ導いた。


キッドが魔界へ送還された後も清麿たちと行動を共にし、ゾフィス打倒に力を貸した。

その後の大きな戦いでも情報収集や敵の計画の場への移動手段確保、戦力への攻略法などの協力を積極的に行い、陰ながらガッシュ達の勝利に大きく貢献してくれた。


余談

ネット上のデマ?

外部サイトにおいては「ナゾナゾ博士が孫の手術を失敗してしまった際、家族にも絶縁を受けた」と記載されていることもある。


だが、2024年3月時点でも原作・アニメ版・公式ファンブックのいずれにもそのような描写・台詞・設定は確認できないため、「家族にも絶縁を受けた」という部分はデマ(あるいはナゾナゾ博士が独りで暮らしている描写から読者が膨らませた想像や妄想の類)の可能性が高い。


現に作中では「自分の手術で孫を死なせてしまった」としか語られておらず、それに対する家族の態度や反応については一切語られていない(そもそもナゾナゾ博士の親族自体が登場していない)。


もし正確な引用元を知っている方がいれば、追記していただきたい。


金色のガッシュ!!2にて(ネタバレ注意!)










活躍

前作の時点で既に高齢だったので、ファンからは再登場どころか存命か否かを心配されていたが、第20話にて遂に再登場


清麿は博士と現在でも連絡を取り合っていたらしく、清麿の口から「今は本名を出して、ネバダ州で一番大きな医療法人の代表を務めている」ことが明らかになった。

同話にて経営する病院の名前が「NAZONAZO MEDICAL CORPORATION」だと判明(やや見えにくいが、電子版で病院の画像を拡大すると上記の名前が確認できる)。


また、ベリエルとブレルダの会話でも本名が「ハワード・フリードマン」だと判明し、地元の有名な名士となっていることも語られる等、再登場回にていきなり多くの新情報が明かされる流れになった。


ちなみに、清麿が「現在の博士の年齢が80歳」であることを明言したので、「金色のガッシュ!!2」の世界が前作から約13年後(クリア編からカウントした場合は約12年後)であることが読者に明示される形となった。


あくまでブレルダは「王を決める戦い」の上位10名(テン・サバイバー)であるヴィノーを捜査していたのだが、彼がナゾナゾ博士と共にいる点、そして博士もキッドのパートナーであった点を踏まえ、ベリエルに両名を同時に始末することを提言。

ベリエルも了承し、今までとは違う何らかの「策」を講じた上で2体の『カード』を向かわせた。


同刻、清麿も「敵はテン・サバイバーを積極的に狙っている→ならばヴィノーと共にいる博士も狙われてしまうはず」と考え、アポロに飛行機を出してもらいアメリカまで移動。

機内でビッグ・ボインからのメッセージを受け取り、動画内でナゾナゾ博士の危機を知り、ガッシュ・アポロと共に慌てふためく。


そして現地ネバダでは、『カード』の刺客であるボビーが病院を襲撃し、警備員達を一蹴。至急、患者とスタッフが防犯シャッターのある病棟へ避難する事態となった

加えてブルーが自身の使役する蝶(グリーン・バタフライ)によって病院を更なる混乱に陥れつつ、病院の奥にある屋敷へ立ち入る。


そしてブルーが立ち入った先で待っていたのは、ベッドに身体を預けながらも一切の動揺を見せず、不敵な笑みを浮かべて悠然と構えるナゾナゾ博士だった


「ホゥ…」

「これはカワイイ来客じゃな」

「初めまして 私がハワード・フリードマン」

「又の名を 何でも知ってるナゾナゾ博士じゃ」


そうして博士は堂々と対峙するも、すぐさまブラック・バタフライによって「約2時間後には死亡する」という凶悪な呪いをかけられてしまう。

だが、死を前にしても尚ナゾナゾ博士は焦りも怯えも見せず、むしろ的確な質問と話術によって情報を収集

また、ブルーの「本当は他者を殺すことを嫌がっている」という気持ちを聞いて思うところがあったのか、(時間稼ぎ目的もあったとはいえ)なんと自分を殺しに来たブルーに恐竜やロボットの本という「娯楽」を与えるという優しさを見せた。


博士の対応は結果的に「時間稼ぎ」と「ブルーとの交流」を同時に果たせる最良の選択となり、ボビーが合流した直後にガッシュ&清麿も駆け付けることができた。

またこの時彼女に変な嘘を流し込みブルーと清麿を同時におちょくるなどの精神的余裕を見せる。(さすがに非常事態な状況なのと清麿が精神的に成熟してるのもあってか前作みたいにザケルでお仕置きはなかったが)

懐かしい2人の戦闘を見守りながらも、「ブルーには勝ってほしいが殺さないでほしい」「良い子なんじゃ」と想いを託し、戦いの行く末を見届けることになる。





















※最新話の為ネタバレ注意








ナゾナゾ博士の策略でコーラルQを復活させ清磨達をサポートし送り込まれた刺客達を撤収に追い込むことに成功し、一息つきかけるもべリエルの「ナゾナゾ博士が死んだ後に戻してやる」という悪辣な策略でブルーは自分を生かすかナゾナゾ博士を生かすかという究極の選択を迫られ絶望する。

実はナゾナゾ博士はカードの襲撃前から既に余命1ヶ月の心臓の病で長く生きられないことを悟っておりブルーを救う為隠し持っていた包丁で自身の腹を躊躇いなく刺し彼女を解放させる。

泣いて詫びるブルーに対して博士はキッドのように優しく愛されることの大切さを諭し、一緒にいて楽しかったことを感謝して倒れてしまう。


余談

不穏な描写?

前述の通り、博士を襲撃した少女の『カード』はオレンジ・緑・赤・黒という計4色の蝶を使役しているのだが、これはトリアージ(多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決める際の色分け)を表しているのではないか?という考察もある。


その場合、トリアージにおける黒は「死亡群」「助けられない」「救命の見込みがないもの」等の意味を持ち、かつ少女の『カード』の鼻歌でもリーパー(=死神)という単語が出ていることから、今回のエピソードでナゾナゾ博士が殺されてしまうのではないかという不安を抱くファンもいる。


結果的にこの不安は24話で的中しまいブルーを助ける為とはいえ包丁で自害するその生き様に作中の登場人物だけでなく多くのファンたちから悲しみの声があがる。


博士の孫が蘇生させられる?

前述の通り、ベリエルはナゾナゾ博士襲撃にあたって今までとは違う何らかの「策」を講じているようなのだが、これは前作で博士が「手術を失敗して死なせてしまった孫」を『カード』として蘇生・改造させて戦わせるという卑劣な手段なのでは?と考察するファンもいた。


……のだが、第21話にて「ブラゴとの戦いで『魔物の復活には術が必要』とわかったため、今回はキッドの術を持ってきていない」という工夫が「策」だと示唆されたため、さすがに博士の孫が蘇生することはなさそうな流れとなっている。


本の新たなパートナー

前作で清磨が僅かに言及した「魔本のパートナー(人間)がもし日常生活で病気など不慮の事故や戦いで命を落とした場合残された魔本や魔物はどうなるのか?」という謎がこのエピソードで回収されるのではないかと考察されている。

関連タグ

金色のガッシュ!! 金色のガッシュベル!!

灰本組


キッド(金色のガッシュ!!)……孫のように可愛く大切なパートナー。


ビッグ・ボイン……MJ12の一人。ガッシュカフェ特別編にて、実は意外な共通点を持っていたことが判明(詳細はビッグ・ボインの記事を参照)。


アポロ・ジェネシスデュフォー……博士と同じく「パートナーの魔物が魔界に帰った後もガッシュ陣営のサポートをしてくれた」本の持ち主達。


チータ……こちらはパートナーからの言葉を受け、勇気を持って医療関係の職業に進んだ本の持ち主。

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