(※)当記事には漫画「金色のガッシュ!!2」第22話までのネタバレが含まれます。
単行本派かつネタバレを避けたい方はブラウザバックを推奨いたします。
「ぐのやろぉーーーーーーーーーーーーーー!!!」
「ヴィノーとハワードを出しなぁ!!!」
概要
漫画「金色のガッシュ!!2」にて初登場した謎の勢力『カード』の1体。
ブルー・スカアラットと共に、ヴィノーとナゾナゾ博士を襲撃する役目を担っている。
人物像
容姿
もっさりと生やした髭や髪、右手に担いだ金棒、筋肉太りした身体を締め付けるようなベルトが特徴的な男性。
ズングリとした体形や毛深い手足等、「金色のガッシュ!!」という作品ではあまり見かけない「男臭い」感じのビジュアルとなっている。
性格
全体的に台詞は少なめだが、いかにも脳筋な見た目に反して意外にも理知的な面が見受けられる。
現に第21話では、ナゾナゾ博士の言葉を聞いたブルーに対し「まさか博士の挑発に乗るのか?」「もう博士は死ぬからガッシュ達との勝ち負けなんてどうでもいいだろ」と冷静に指摘する側として描写された。
また、何かとブルーを気遣うような発言が随所に見られ、ガッシュとの戦闘でも身を挺してブルーを庇っていたりと、見た目も相まって「ガサツだけど優しいお父さん」「ブルーの保護者的立ち位置」のような温かい印象も受ける。
ただし、ナゾナゾ博士に騙されて醜態を晒しているブルーに対しては満面の笑みを浮かべていた。
術
これまでに登場した『カード』とは異なり、ケースではなく自身の金棒の中に瓶を収納していた(厳密に言えば金棒の中に大きな昆虫が潜んでおり、そちらに瓶を持たせていた)。
瓶のラインナップに関しては、
- 棘の付いた鉄球の紋章
- ボルトのような物が付いた四角い箱の紋章
- 一輪の花の紋章
- 風が渦を巻いたような紋章
……という4つの瓶が確認できる。
これらについては、
- 棘の付いた鉄球の紋章:瓶を介して使用した術がガロン系であることからも、マルス もしくはボルボラだと思われる。
- ボルトのような物が付いた四角い箱の紋章:瓶を介して使用した術がロボルガで、後にこの瓶の中身を使用してコーラルQが復活。
- 一輪の花の紋章:まだ確定ではないものの、この瓶から発動している術が2つともバラをイメージしたものとなっているので、おそらく千年前の魔物のカルーラだと思われる。
- 風が渦を巻いたような紋章:ウルクを使用している点からも、ほぼ間違いなくフェインもしくはザバスで確定。
という該当者になっていると思われる。
棘の付いた鉄球の紋章に関しては、作中で初めて4つ以上の術が入っている事が確認された瓶でもある。
瓶を介して使用した術
エイジャス・リ・ガロン
今作で初登場した術。
変形させた金棒を足元に叩き付けると同時に、鎖付き鉄球を2つ地中に潜ませ、相手の足元から出現させて攻撃する。
術名に「2つ同時に発動する」を意味する「リ系」が含まれている通り、前作でマルスが使用したエイジャス・ガロンが強化された術。
ロボルガ
前作でコーラルQが使用した術。
詳細は「コーラルQ」の記事を参照。
また、何気に今作で初めて術のビジュアルが原作絵(雷句先生の直筆)で描かれることとなった(※)。
(※)前作では原作・アニメ版共にロボルガが直接的に描かれないままとなっており(術名のみが出て橋が壊れるシーンとなっていた)、正確な効果はカードゲーム版のイラストを参考にするしかなかった。
ギガノ・ガロム
面に無数の棘が生えた巨大なハンマーを生成し、空中から勢いよく振り下ろす。
一応はギガノ級なのだが、重量があるため動作が大振りになってしまうようで、戦闘経験豊富なガッシュと清麿には初見で見切られてしまった(もちろん直撃すれば相応の威力はあると思われる)。
- 「ギガノ級を術なしでよけやがった」発言について
第22話でギガノ・ガロムを回避された際、ボビーは「ふざけんな!!!ギガノ級を術なしでよけやがった!!」と発言しているが、実際のところは前作の時点でも「術無しでギガノ級に対処する」シーンは何度も描かれている(トップクラスの強者であるレインやゼオン、クリア等)。
もっとも、並の魔物であれば術抜きでギガノ級をさばくことなど不可能なので、やはり『カード』から見ても現在のガッシュと清麿は充分な強者であるという証なのだろう。
ちなみに、意外にも前作において初めて「術無しでギガノ級を回避した」のはキャンチョメ&フォルゴレである(※)。
(※)厳密には「回避」というより「逃げ切った」だけだが、原作87話のバーゴ戦にてギガノ・ビレイドからほぼ無傷で逃げ切っている。
ガランズ・シルド
側面に幾つかの棘が生えた、全体的に角ばった盾を展開する(発動した瞬間から壊れかけているため、正確な外見は不明)。
ヘビィ・ガランズ
中央部分の四角錐や無数の棘が特徴的な、まるで列車のように重厚かつ巨大な鋼の塊を激突させる。
見た目の迫力的にも威力的にも、間違いなくマルスやボルボラが使用していたギガノ・ガランズの上位術だと思われる。
威力に関しても相当に高く、現在のガッシュのラシルドと正面から激突しても全く反射される様子が無く、清麿が心の力を込めなければ相殺できないほどの強さを誇る(※)。
(※)現在のガッシュ(=バオウ覚醒後のガッシュ)のラシルドは、ファウード編時点でも「ゴデュファの契約」で強化されたロデュウのギガノ・ラギュウルを無傷で跳ね返すほどなので、現ラシルドと押し合えるヘビィ・ガランズは間違いなくギガノ級以上~ディオ級相当は確定と言えるだろう。
活躍
初登場は第20話。
病院に到着してすぐ、どう見てもセキュリティーゲートに収まらないにもかかわらず律儀にチェックを受けようとする(体格はもちろん、一目で不審人物とわかる格好のボビーに対して平然とゲートを通るように促した警備員も大概だが)というギャグ(?)をかますも、警備員達を力づくで一蹴。
その後はブルーのオレンジ・バタフライに呼ばれて合流するも、ほぼ同じタイミングで駆け付けてきたガッシュ&清麿と交戦する流れに。
戦闘ではブルーと息の合った連携を見せ、ブルーが本気を出すことを示唆した際には「まさかレッド・バタフライまで使う気か?」と驚いた様子を見せた。
その後はガッシュ&清麿にやや押されていくも、ブルーがザケルガを受けた時には即座に助けに入ったり、ブルーが空中から落下する際にも両手でしっかり受け止める等、要所要所で適切なサポートを見せている。
関連タグ
ブルー・スカアラット……ペアを組んでいる『カード』。
ナゾナゾ博士……今回のターゲット。