ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

地図ちゅうしゃきの編集履歴

2024-08-30 00:21:51 バージョン

地図ちゅうしゃき

ちずちゅうしゃき

『ドラえもん』に登場する、ひみつ道具の一つ。及び同作品のエピソードの一つ。

概要

てんとう虫コミックス45巻及び、藤子・F・不二雄大全集16巻に収録。


上部の穴に送りたい荷物を入れて地図に針を刺すと、刺した場所に実際に荷物が届くというものである。ただし注射器を押す力加減や刺す深さによって荷物の届く高さが変わってしまうため、虫眼鏡を使って地図中の目的地を拡大し見やすくすると便利である。


ストーリー

もうすぐ授業が始まる直前でのび太は、宿題のノートを忘れて来たのを思い出し、取りに行っている暇がないことを公衆電話から説明したが、だから前の晩にきちんとランドセルに入れておけばよかったのにとドラえもんに言われてしまう。更にその時学校のベルが鳴り出してしまったため、のび太は急いで教室に駆け込み、もう先生が点呼を取っている時点であったが、机を見るとその上に例のノートが置かれていた。


これに驚きながらも大喜びしたのび太だったが、下校時にドラえもんがどうやったふと疑問に思い、部屋に帰ってから尋ねると「地図ちゅうしゃき」を使ったことを明かされた。だが早々に使い方が難しいからとしまい始めたので止めようとしたが、ママがおばさんの家に荷物を届けて欲しいと他んできたため、すかさず机に向かい勉強を開始。


これによりドラえもんが荷物を届けることになってしまったが、目的地はかなり遠距離にあるため、ドラえもんはおもむろに本棚から地図を取りだし、この注射器も使って荷物を転送。するとすぐにおばさんから荷物のお礼の電話がかかってきたため、のび太も無理を言って貸してもらい、「ややこしいことになっても知らないから」と言われたが、構わず「ドラネコたっきゅうびん」という商売を開始。


そしてどこでもドアしずかの部屋に行き、無料で宅配をしてあげると伝えたが、どこでもドアで運ぶ方が早いのではと質問されてしまった。せっかく注射器があるからそれじゃあ面白くないと言ったものの、今は別にないといわれたので用がある時は電話をしてと言った後、今度はジャイアンのもとに向かったが、10円は高いと言われてしまい渋々開店記念サービスで無料にすることになってしまった。


すると送る荷物はないが送って欲しい物があるといわれたので、のび太はスネ夫の元に行き新しい漫画を3冊貸すよう報告。あまりの図々しさにスネ夫は断ったが、「ジャイアンが怒るだろうな」と言いながらのび太が帰り出すと即座に止めに入り、「なくすなよ。責任持てよ」と涙ながらに言いながら漫画を差し出した。


部屋に帰ってのび太は、ドラえもんの忠告もろくに聞かずにこれらを注射器で転送し、その時電話がかかってきたのでお礼の電話だと思い出てみたが、「いつまで待たせるんだ」と怒鳴られてしまった。急いで様子を見に行くと漫画は道路に落ちてしまっていて、これを拾った安雄とはる夫からこれを回収したのび太は、途中でジャイアンからそれを渡すよう声をかけられるも、注射器で送るからとそのまま帰宅。


ドラえもんから虫眼鏡を出して地図中のジャイアンちを拡大し、改めて注射器を使用したが、それでもまだ漫画は届いておらず、様子を見に行くと屋根の上に乗ってしまっていた。そこで再び注射器で送りなおしたが、今度は深く針を刺し過ぎたために地中に埋まってしまい、ドラえもんとのび太はジャイアンちの床下を掘り進めることになってしまった。


アニメにおける原作との主な相違点

大山版は1989年10月20日に、水田版は2022年5月28日にそれぞれ放送している。


1989年版

  • 冒頭には遅刻のび太したのび太が、慌てながら朝食を食べ登校して行く様子が描かれ、この途中で算数の宿題をやったノートを忘れて来たことを思い出した。また、のび太は公衆電話から出た状態で電話をかけて、のび太は数ヶ月ぶりに宿題をやって来たらしく、この時ジャイアンとスネ夫は雪でも降るんじゃないかと話していた。ちなみに下校時にはしずかに今日の宿題も頑張ってねと励まされていた。
  • ドラえもんはこの道具をしまおうとした際、のび太とこれを取り合っている。
  • のび太は再びこの道具を貸してとねだったに断られると、「勉強やスポーツも難しかったら諦めてもいいってわけ?」と聞き返し、ドラえもんが言葉を詰まらせたことで貸してもらった。
  • のび太が払うと言ったのは使用料で、この後ドラえもんは「全くああいう知恵は良く回るんだから」と不機嫌そうに言っている。
  • スネ夫は「ジャイアンに貸したら最後、絶対に帰ってこないんだよ」「買ってすぐに全部読んどけばよかったよ」と言いながら泣いていて、のび太は「僕のドラ猫宅配便に任せれば大丈夫だよ」と苦笑いしていた。
  • 安雄とはる夫は拾った漫画を始めは帰そうとしなかったが、ジャイアンに届けに行くところだと聞くと素直に返して去って行った。そしてこの直後先生が通り掛かり、ちゃんと宿題をやったのか聞聞いている。
  • ジャイアンはまだ漫画が届かないのか電話をした際、怒りのあまり受話器を食いちぎっている。またのび太も漫画を回収して戻って来た際には、注射器をちゃんと使えるかどうかでドラえもんと口論になっている。そしてジャイアンちの家の床下を掘った際にも同じく口論になっていたが、ジャイアンが掘り進めるよう怒鳴っていて、ラストでは掘り出した漫画が土だらけで読めなくなっていたため、のび太はジャイアンに胸倉をつかまれてしまい、ドラえもんはのび太に道具を貸したことを後悔していた。

2022年版

  • のび太は校内に設置された電話でドラえもんと話していた。
  • ドラえもんとのび太も電話のそばまで来て、荷物が届いたことを聞いていて、この時のび太は注射器を貸して欲しいとドラえもんに頼んでいる。そして宅配を始めたのは、労働の尊さを学び汗を流して働いた金でおやつを食べるためと言っていて、これにドラえもんは渋々納得した。ちなみにポスターに描かれたネコの目はちゃんと焦点が合っていた。
  • のび太が宣伝に回っている間に野比家には、荷物を運んで欲しいという人々が訪ねてきていて、本や金魚鉢を持ってきている人もいたが、大きなタンスを持ってきた男性もいた。このためドラえもんは一人でこれらを注射器で送ることとなり、大変苦労したが、そのおかげでたくさんの10円をもらうことができ、喜んでドラヤキを買いに行った。
  • のび太がスネ夫から漫画を受け取った際、しずかが家の前を通りかかったので聞いてみると、やっぱり宅配をお願いしたいとのことだったので、のび太は彼女が持っていた大きな荷物も一緒に引き受けた。
  • ドラえもんはどら焼きを買おうとした時、買い物中のしずかと会っていて、更にこの時しずかがのび太に預けた荷物が通り掛かった車の屋根に乗っているのを発見したため、回収しようとしたがのび太が送った漫画が頭上から降って来たため取り損なってしまった。だがその後何とか回収し自力で送り届けた。
  • 虫眼鏡は先ほどドラえもんが使って放置していたものを使っている。
  • ドラえもんは買ったどら焼きを食べようとしたが、1度目はこの時にのび太が帰ってきたことで阻まれ、2度目はジャイアンちに行くことになったため阻まれた。

関連タグ

ドラえもん ひみつ道具 ドラえもんのエピソード一覧

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました