家庭教師ヒットマンREBORN!
かてきょーひっとまんりぼーん
概要
天野明作の少年漫画『家庭教師ヒットマンREBORN!』は、「週刊少年ジャンプ」2004年26号から2012年50号まで連載された。単行本は全42巻。
連載当初は一話完結型のギャグコメディ・ストーリーだったが、黒曜編を境に路線変更。少年漫画の王道であるバトル要素を取り入れてからは一気に人気を集め、テレビアニメ化もした。
アートランド制作のテレビアニメは、2006年10月から2010年9月25日までテレビ東京系にて放送された。全203話。原作の未来編までが映像化され、継承式編、最終章である虹の呪い編はアニメ化されていない。
アニメ版は放送時間が朝ということもあり、原作で見られたバイオレンスな描写は極力マイルドにされており、他にも細かな部分に設定変更がある(獄寺の喫煙描写が無くなったことに伴い通り名が変更される、イーピンが片言で日本語を喋れたりなど)。また原作は路線変更した後は長編ストーリーの連続で話が進んだが、アニメ版では長編ストーリーの幕間にギャグ漫画時代の日常編やアニメオリジナルエピソードを挟む構成になっている。
その他に小説「家庭教師ヒットマンREBORN! 隠し弾」・公式ガイドブック「Vongola77」・ビジュアルブック「REBORN Colore!」・総集編「ボンゴレ・ファミリア!!」があり、またPSYCHO-PASSやēlDLIVEなどの他作品合同のビジュアルブック「Rebo to Dlive 」にも本作品のカラーイラストや描き下ろしが収録されている。
ストーリー
なにもかもダメダメな中学生沢田綱吉(通称ツナ)の前に赤ん坊家庭教師リボーンが現れる。その正体は、ツナをマフィアの10代目ボスにするためイタリアから来日したヒットマンだった。メチャクチャ過ぎるリボーンの教育を受け振り回されながらも、やがてツナの周りにはクセが強いながらも個性的で大事な仲間たちが増えていく。
中盤以降は仲間達との掛け替えのない平穏な日常を守るため、ツナは不本意でありながらもボンゴレファミリーのボスとして命懸けの戦いへと身を投じていくこととなり臆病な性格から、優しさと逞しさを兼ね備えて次第に成長していく。
登場人物
詳しくはこちらを参照
主題歌
オープニングテーマ
「Drawing days」(標的1 - 標的26)
作詞・作曲 - 向井隆昭 / 編曲・歌 - SPLAY
「BOYS & GIRLS」(標的27 - 標的51)
作詞・作曲 - maya / 編曲 - maya+アイジ+前口渉 / 歌 - LM.C
「DIVE TO WORLD」(標的52 - 標的73)
作詞 - MEEKO / 作曲 - 83 / 編曲 - CHERRYBLOSSOM+m-takeshi / 歌 - CHERRYBLOSSOM
「88」(標的74 - 標的101)
作詞・作曲 - maya / 編曲 - maya+アイジ+渡辺善太郎 / 歌 - LM.C
「last cross」(標的102 - 標的126)
作詞・歌 - 光岡昌美 / 作曲 - T2ya / 編曲 - 小高光太郎
「EASY GO」(標的127 - 標的153)
作詞 - BCON / 作曲・編曲 - 大島賢治 / 歌 - 加藤和樹
「Funny Sunny Day(REBORN! Japanese Version)」(標的154 - 標的177)
作詞 - Mika Arata / 作曲・歌 - SxOxU
「LISTEN TO THE STEREO!!」(標的178 - 標的203)
作詞 - 松本素生 / 作曲 - 松本素生+河野丈洋 / 編曲 - GOING UNDER GROUND+ヒダカトオル / 歌 - GOING UNDER GROUND
エンディングテーマ
「道標」(標的1 - 標的12)
作詞・歌 - 橘慶太 / 作曲 - T2ya / 編曲 - Koma2Kaz
「ONE NIGHT STAR」(標的13 - 標的29)
作詞・作曲 - 坂井竜二 / 編曲 - the ARROWS+籠島裕昌 / 歌 - the ARROWS
「Echo again」(標的30 - 標的38)
作詞 - 向井隆昭 / 作曲 - 向井隆昭+道本卓行 / 編曲 - SPLAY+片岡大志 / 歌 - SPLAY
「friend」(標的39 - 標的51)
作詞 - KIKOMARU / 作曲・編曲 - 内田"ucchy"悟 / 歌 - アイドリング!!!
「Sakura addiction」(標的52 - 標的62)
作詞 - 向井隆昭 / 作曲 - 向井隆昭 / 道本卓行 / 編曲 - SPLAY / 歌 - 雲雀恭弥(近藤隆) vs 六道骸(飯田利信)
「friend」(標的63)
作詞 - KIKOMARU / 作曲・編曲 - 内田"ucchy"悟 / 歌 - 笹川京子(稲村優奈) vs 三浦ハル(吉田仁美)
「STAND UP!」(標的64 - 標的76)
作詞 - 谷内伸也+古屋敬多+鍵本輝+中土居宏宜 / 作曲・編曲 - 本山清治 / 歌 - Lead
「アメあと」(標的77 - 標的89)
作詞・作曲 - Tetsuya Iida / 編曲 - Tetsuya Iida+Koma2Kaz / 歌 - w-inds.
「CYCLE」(標的90 - 標的101)
作詞・作曲 - MEEKO / 編曲 - CHERRYBLOSSOM+家原正樹 / 歌 - CHERRYBLOSSOM
「すべり台」(標的102 - 標的114)
作詞・作曲 - 森翼 / 編曲 - 鈴木Daichi秀行 / 歌 - 森翼
「桜ロック」(標的115 - 標的126)
歌 - CHERRYBLOSSOM
「Smile for...」(標的127 - 標的138)
作詞・作曲 - 広瀬香美 / 編曲 - 井上ヨシマサ / 歌 - 上戸彩
「青い夢」(標的140 - 標的153)
作詞・作曲・歌 - 森翼 / 編曲 - 鈴木Daichi秀行
「夢のマニュアル」(標的154- 標的165)
作詞 - MEEKO / 作曲 - MEEKO、83 / 編曲 - 村田昭、CHERRYBLOSSOM / 歌 - CHERRYBLOSSOM
「gr8 story」(標的166- 標的177)
作詞 - 武瑠 / 作曲 - yuji / 編曲 - SuG+Tom-H@ck / 歌 - SuG
「ファミリア」(標的178 - 標的190)
作詞・作曲 - 吉田安英 / 編曲 - VNO / 歌 - D-51
「キャンバス」(標的191- 標的203)
作詞・作曲 - +Plus / 編曲 - +Plus、Redwood Humberg Jr. / 歌 - +Plus
原作における西暦についての仮説
結論から述べると、原作の劇中の西暦は2001年〜2002年ではないかと推察できる。以下に3つの根拠を記す。
1.モレッティ初登場の回が、9月30日の日曜日と明言されている。 → ツナ1年時
2.ヴァリアー編の開始日が、10月13日(余談だが、リボーンの誕生日当日であり、ツナの誕生日前日でもある)の日曜日と明言されている。 → ツナ2年時
3.2.で、ツナがバジルの二人称(おぬし)に対して不思議がる場面で、21世紀と発言している。
3.の点から考えると、1.と2.のそれぞれのカレンダー通りとなる西暦の組み合わせの最初が、2001年と2002年である。
また、2.と3.を2002年と仮定すると、同じカレンダーになるのは最短で2013年となり、逆に言えば、2000年〜2010年までで10月13日が日曜日となる他の年が存在しないのである。
連載時期や、作中の人物がガラケーを使用している描写があることを考えると(2000年代前半はスマートフォンの概念が無かった時代というのもあるが)、この説は濃厚と思われる。
また2.の1年前(2001年10月13日)のリボーンの誕生会や2.の6日後である晴の守護者戦当日(2002年10月19日)は、いずれも土曜日である。
現実では2002年4月6日(土曜日)より、学校週5日制が開始し、殆どの公立小中学校及び高等学校の土曜日登校が廃止されているが、そんな中ツナ達が普通に登校している描写があったため、少なくとも並盛中学校は廃止の範囲に入っていなかった、などと考察してみるのも面白いかもしれない。
この説を信じるか信じないかは、今これを読んでいるあなた次第…